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FIG.03 — リフォーム全般

リフォーム費用の相場2026|箇所別・築年数別の目安と費用を抑える3つのコツ

公開 2026-07-11|更新 2026-09-07|修繕ナビ編集部

「そろそろ家をリフォームしたいけれど、いくらかかるのか見当がつかない」——リフォームを検討し始めた方の多くが最初にぶつかる悩みです。リフォーム費用は工事の箇所や範囲、建物の状態によって数十万円から一千万円超まで大きく幅があり、相場を知らないまま業者に相談すると、提示された金額が妥当かどうか判断できません。この記事では、箇所別・築年数別の費用相場と、費用が変動する要因、そして総額を抑えるための具体的なコツをまとめて解説します。

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費用は依頼先で大きく変わります。相場の確認は、無料でできる複数社見積もりの比較が近道です。

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リフォーム費用の相場一覧(箇所別)

推定の幅ではなく、実際の事例を集計した「中心価格帯」を並べます。件数も一緒に載せるので、どれだけのデータから出た数字なのかも見てください。

リフォーム箇所中心価格帯集計件数主な工事内容
キッチン・台所100〜150万円16,034件システムキッチン交換、レイアウト変更
浴室・ユニットバス100〜120万円13,951件ユニットバス交換、在来工法からの変更
トイレ30〜40万円13,936件便器交換、内装・手洗い場の設置
洗面所・脱衣所20〜30万円11,122件洗面台交換、内装工事
リビング・居間100〜150万円9,370件クロス・床の張り替え、間仕切り変更
戸建の外壁塗装・張り替え90〜120万円8,253件足場設置、下地補修、塗装
戸建の屋根塗装・瓦50〜100万円4,779件塗装、瓦の補修、葺き替え
全面(まるごと)リフォーム750〜1,000万円1,000件間取り変更を含むフルリフォーム
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出典:特定商取引に関する法律(e-Gov法令検索)(2026-09-07 確認)

出典: ホームプロ「リフォーム費用と相場」各カテゴリページ(キッチン/浴室/トイレ/洗面所/リビング/外壁/屋根/全面/スケルトン/中古)/いずれも2026年9月4日確認。各ページに「データN件を元に集計」と「中心価格帯」が明記されています。推定の相場ではなく事例の集計値です。

「中心価格帯」は、多くの事例が収まっている帯であって、上限でも下限でもありません。設備のグレードを上げれば超えますし、部分的な工事なら下回ります。この帯から大きく外れた見積もりが出てきたときに、「なぜこの家はここから外れるのか」を聞くための基準として使ってください。

屋根に注意してください。「屋根は15万〜45万円」と書いている記事をよく見かけますが、事例4,779件の中心価格帯は50〜100万円です。雨樋の掃除や瓦の差し替えのような部分補修ならもっと安く済みますが、塗装や葺き替えまで含めた「屋根の工事」の中心は、その3倍以上のところにあります。15万円のつもりで相談すると、返ってくる見積もりが不当に高く見えてしまいます。

水まわり(キッチン・浴室・トイレ・洗面所)は設備本体の価格が費用の大部分を占めるため、選ぶグレードによって金額が大きく上下します。一方、外壁や屋根は足場の設置費用が必ずかかるため、劣化箇所をまとめて一度に施工すると足場代を節約できます。

築年数別に見るリフォーム費用の目安

リフォームの必要性は築年数と密接に関係します。築年数ごとに検討すべき工事と費用感を整理します。

築10〜15年

外壁や屋根の塗装、給湯器の交換時期を迎える頃です。この段階では大がかりな工事は少なく、外壁塗装(事例8,253件の中心価格帯90〜120万円)に給湯器の交換が乗る形になります。劣化が軽いうちにメンテナンスすることで、後の大規模修繕を防げます。

出典: ホームプロ「リフォーム費用と相場」各カテゴリページ(キッチン/浴室/トイレ/洗面所/リビング/外壁/屋根/全面/スケルトン/中古)/いずれも2026年9月4日確認。各ページに「データN件を元に集計」と「中心価格帯」が明記されています。推定の相場ではなく事例の集計値です。

築20〜30年

水まわり設備の寿命が重なる時期です。キッチン(100〜150万円)・浴室(100〜120万円)・トイレ(30〜40万円)をまとめて更新すると、中心価格帯どうしを足して230〜310万円。これに外壁(90〜120万円)と屋根(50〜100万円)が重なると、370〜530万円になります。いずれも事例の中心価格帯を足しただけの計算なので、同時にやることで浮く分(足場など)は引かれていません。

出典: ホームプロ「リフォーム費用と相場」各カテゴリページ(キッチン/浴室/トイレ/洗面所/リビング/外壁/屋根/全面/スケルトン/中古)/いずれも2026年9月4日確認。各ページに「データN件を元に集計」と「中心価格帯」が明記されています。推定の相場ではなく事例の集計値です。

築30年以上

間取り変更や耐震補強、断熱改修を含む全面リフォームを検討する時期です。全面(まるごと)リフォームの中心価格帯は、事例1,000件で750〜1,000万円。増築・改築を伴うと1,000〜1,250万円(487件)に上がります。建て替えとの比較検討も視野に入る規模です。この規模になると、業者ごとの提案内容と見積もりの差が特に大きくなるため、複数社の比較が欠かせません。

出典: ホームプロ「リフォーム費用と相場」各カテゴリページ(キッチン/浴室/トイレ/洗面所/リビング/外壁/屋根/全面/スケルトン/中古)/いずれも2026年9月4日確認。各ページに「データN件を元に集計」と「中心価格帯」が明記されています。推定の相場ではなく事例の集計値です。

リフォーム費用が変動する主な要因

同じ「キッチンリフォーム」でも見積もり金額が業者によって数十万円違うことは珍しくありません。金額を左右する主な要因は次のとおりです。

第一に設備・建材のグレードです。システムキッチンやユニットバスは、同じメーカーでも普及帯とハイグレード帯で本体価格が2倍以上違うことがあります。第二に工事範囲で、設備の交換だけか、配管の移動や間取り変更まで含むかで工事費が大きく変わります。第三に建物の状態です。解体してみて初めて分かる下地の腐食やシロアリ被害があると、追加費用が発生します。そして第四に業者ごとの価格設定。同じ工事内容でも、自社施工か下請けかといった体制の違いで金額に差が出ます。

リフォーム費用を抑える3つのコツ

1. 必ず複数社の見積もりを比較する

リフォームには定価がないため、1社だけの見積もりでは金額が妥当か判断できません。最低2〜3社、できれば3〜4社から相見積もりを取り、工事内容と金額を横並びで比較するのが基本です。相見積もりを取ること自体が価格交渉の材料にもなります。

2. 補助金・助成金制度を確認する

断熱改修や省エネ設備の導入、耐震補強、バリアフリー化などは、国や自治体の補助金・助成金の対象になる場合があります。制度は年度ごとに内容が変わるため、工事を検討する段階でお住まいの自治体の窓口や業者に最新の制度を確認しましょう。申請は着工前が原則です。

3. 工事の優先順位をつける

予算が限られる場合は、雨漏りや水漏れなど建物の劣化に直結する工事を優先し、内装などの快適性向上は後回しにするのが鉄則です。また、足場が必要な外壁と屋根はまとめて施工するなど、工事の組み合わせ方でも総額を抑えられます。

一括見積もりサービスでリフォーム費用を比較する

相見積もりが重要と分かっていても、業者を1社ずつ探して連絡し、同じ説明を繰り返すのはかなりの手間です。そこで役立つのが、一度の入力で複数のリフォーム会社に見積もりを依頼できる一括見積もりサービスです。要望を伝えれば条件に合う会社を紹介してもらえるため、相場観をつかむ入り口としても使いやすい仕組みです。

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見積りの妥当性は第三者に確認できる

見積書が妥当かどうかは、公的な窓口で確認できます。公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター(住まいるダイヤル)の住宅相談統計年報2023によると、2022年度の電話相談は新規35,772件、うちリフォーム相談は12,243件で前年度比10.8%増でした。同センターはリフォーム見積チェックサービスを設けており、2022年度の受付は471件。相談内容の内訳は「単価や合計金額の適正性」が93.1%、「工事内容の適切性」が89.8%を占めています。つまり、金額が妥当か自分で判断できずに困る人がほとんどだということです。相見積もりで迷ったら、契約前に第三者の窓口を挟むという手があります。数字は2022年度時点のものです。

出典:公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター「住宅相談統計年報2023」(2022年度の住宅相談と紛争処理の集計・分析・PDF)(2026年9月1日確認)

業者を国の登録制度で絞り、困ったら公的窓口に相談する

相場を知ったうえで、実際に頼む相手をどう絞るかが次の問題になります。

国土交通省が運用している住宅リフォーム事業者団体登録制度があります。告示にもとづく制度で、「告示公布・施行平成26年9月1日、一部改正令和2年12月23日」。狙いは国交省の説明のとおりです。「要件を満たす住宅リフォーム事業者団体を国が登録・公表することにより……消費者が住宅リフォーム事業者の選択の際の判断材料とできる」。

注意点は、登録されるのは「事業者」ではなく「団体」だということです。国が個々の工務店を審査しているわけではありません。したがって「登録団体の会員である」は品質の保証ではなく、所属と連絡先がはっきりしているという意味の絞り込みとして使ってください。それでも、名乗るだけの業者と、団体に所属して名簿に載っている業者では追跡可能性がまるで違います。

契約前でも使える相談窓口

同じページで住まいるダイヤルが案内されています。電話番号は0570-016-100(ナビダイヤル。一部のIP電話からは03-3556-5147)、相談時間は10時〜17時(土日祝休日・年末年始を除く)。契約後のトラブルだけでなく、契約前の「これは妥当な金額か」でも使えます。

国交省は同ページで「住宅リフォームの悪質な「点検商法」に注意!」として、消費者庁が特定商取引法にもとづく行政処分にあわせて注意喚起を出していることにも触れています。「必要のないいくつもの工事を勧められた」「しつこく勧誘される」と感じた時点で、その場で契約せず、いったん電話する——これを決めておくだけで、相見積もりと同じくらい効きます。

出典:国土交通省「住宅リフォーム事業者団体登録制度」(2026-09-07 確認)

比較できる見積もりは、書面で出てくる

相場を知っても、手元の見積もりがその相場と比べられる形になっていなければ意味がありません。訪問で申込みを受けた事業者には、法律上の義務があります。

特定商取引法第4条は、営業所以外の場所で申込みを受けた事業者に「直ちに、主務省令で定めるところにより、次の事項についてその申込みの内容を記載した書面をその申込みをした者に交付しなければならない」と義務づけ、書面の記載事項に「商品若しくは権利の販売価格又は役務の対価」を挙げています。

金額の内訳が書面に落ちない見積もりは、相場と比べようがありません。同じ工事範囲・同じ数量で書き出させることが、比較の前提です。

よくある質問

Q. リフォームの見積もりは無料ですか?

多くのリフォーム会社では現地調査と見積もりを無料で行っています。ただし、詳細な設計図の作成など有償になる範囲は会社によって異なるため、依頼時に無料の範囲を確認しておくと安心です。

Q. 見積もりを比較するときはどこを見ればよいですか?

総額だけでなく、工事項目の内訳を確認しましょう。「一式」表記が多く内訳が不明瞭な見積もりは、後から追加費用が発生しやすい傾向があります。使用する設備・建材の型番、工事範囲、保証内容まで揃えて比較するのがポイントです。

Q. リフォームローンは使えますか?

銀行や信販会社のリフォームローンのほか、住宅ローンに組み込める場合もあります。金利や借入期間は商品によって異なるため、金額が大きい場合は複数の選択肢を比較検討することをおすすめします。

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まとめ

リフォーム費用は箇所・グレード・工事範囲によって大きく変わりますが、相場の目安を知り、複数社の見積もりを比較することで、適正な価格で納得のいく工事に近づけます。外壁塗装を検討中の方は外壁塗装の一括見積もり比較、水漏れなど緊急の修繕は水漏れ修理の費用相場もあわせてご覧ください。

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※ 記載の費用はいずれも目安です。建物の状態・地域・時期により変動するため、正確な金額は必ず複数社の見積もりで確認してください。