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FIG.11 — シロアリ・駆除

シロアリ駆除の費用相場はいくら?坪単価・工法別の料金と安くするコツ

公開 2026-07-26|修繕ナビ編集部

シロアリ駆除の費用相場【結論】工法・坪数別の料金一覧

ご自宅にシロアリの気配を感じ、駆除費用が一体いくらかかるのか不安に思われているのではないでしょうか。被害の状況が見えないだけに、高額な請求をされないか心配になるのは当然のことです。まず結論として、一般的な木造住宅におけるシロアリ駆除の費用相場を把握しておきましょう。

費用は、主に「施工面積(坪数)」と「駆除の工法」によって大きく変動します。ここでは、代表的な「バリア工法」と「ベイト工法」の2種類について、坪数別の費用目安をまとめました。

施工面積(坪数) バリア工法(薬剤散布)の費用目安 ベイト工法(巣ごと駆除)の費用目安
20坪(約66㎡) 10万円~20万円程度 12万円~25万円程度
30坪(約99㎡) 15万円~25万円程度 18万円~35万円程度
40坪(約132㎡) 20万円~30万円程度 24万円~45万円程度
坪単価の目安 4,500円~8,500円/坪 程度 6,000円~12,000円/坪 程度

上記の表はあくまで一般的な目安です。実際の費用は、後述する被害状況や建物の構造など、様々な要因によって変動します。バリア工法は、薬剤を散布してシロアリの侵入を防ぐ即効性の高い方法で、比較的費用を抑えやすい傾向にあります。一方、ベイト工法は、毒エサを設置して巣ごと根絶を目指す方法で、初期費用はやや高くなるものの、根本的な解決が期待できます。

大切なのは、ご自身の家の状況に合った工法を、適正な価格で提供してくれる信頼できる業者に依頼することです。まずはこの相場感を頭に入れ、今後の情報収集や業者選びにお役立てください。

シロアリ駆除費用の内訳は?何にいくらかかるのか解説

業者から提示される見積もり金額が、一体どのような項目で構成されているのかを理解することは、費用の妥当性を判断する上で非常に重要です。シロアリ駆除費用は、大きく分けて以下の項目から成り立っています。

これらの項目が「一式」とまとめられている見積書は注意が必要です。優良な業者は、各項目を分かりやすく記載し、なぜその費用が必要なのかを丁寧に説明してくれます。見積もり内容に不明な点があれば、遠慮なく質問し、納得できるまで説明を求めましょう。

シロアリ駆除の費用が変動する5つの主な要因

先ほどの費用相場はあくまで平均的なものです。実際の駆除費用は、ご自宅の状況によって大きく変わる可能性があります。ここでは、費用が変動する代表的な5つの要因について詳しく解説します。

1. 被害の範囲と進行度

最も大きな変動要因は、シロアリ被害がどれだけ広がっているかです。被害が床下の一部に限定されている場合と、壁の中や柱、屋根裏にまで及んでいる場合とでは、使用する薬剤の量や作業時間が全く異なります。被害が広範囲にわたるほど、駆除作業は大規模になり、費用は高額になります。早期発見・早期対応が費用を抑える最大の鍵となります。

2. 建物の構造と広さ

建物の広さ(施工面積)が費用に直結するのはもちろんですが、構造も重要な要素です。例えば、床下の高さが低く、作業員が這って進むしかないような現場では、作業効率が落ちるため人件費が割高になることがあります。また、基礎の構造(布基礎かベタ基礎か)によっても作業内容が変わります。特に、床下にコンクリートが敷かれていない布基礎の場合、土壌への薬剤処理が必須となり、手間と薬剤量が増える傾向があります。

3. シロアリの種類

日本で主に被害をもたらすシロアリは「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」です。ヤマトシロアリは比較的限定的な範囲で活動しますが、イエシロアリは非常に攻撃的で、巣の規模も大きく、建物全体に被害を及ぼすことがあります。そのため、イエシロアリの駆除はより大規模で高度な技術が求められ、費用も高くなるのが一般的です。また、近年都市部で被害が増えている「アメリカカンザイシロアリ」は、乾燥した木材を好み、駆除が非常に困難なため、特殊な工法が必要となり費用はさらに高額になる可能性があります。

4. 選択する駆除工法

冒頭でも触れた通り、「バリア工法」と「ベイト工法」のどちらを選ぶかによって費用は変わります。一般的に、即効性があり坪単価が安いのはバリア工法ですが、5年ごとの再施工が推奨されます。一方、ベイト工法は巣ごと根絶を目指すため根本的な解決が期待できますが、効果が出るまでに時間がかかり、初期費用や年間管理費が発生することがあります。どちらの工法が適しているかは、被害状況や建物の構造、予算によって異なるため、業者の専門的な意見を聞いて判断することが重要です。

5. 付帯工事(修繕・リフォーム)の有無

シロアリ駆除の見積もりは、あくまで「駆除」にかかる費用です。シロアリによって食べられてしまった柱や土台、床板などの修繕・交換費用は別途必要になります。被害が深刻な場合、駆除費用よりも修繕費用のほうが高くつくケースも少なくありません。駆除業者によっては、提携する工務店を紹介してくれる場合もあります。修繕が必要かどうか、必要であればどの程度の費用がかかるのかも、調査の段階で確認しておくとよいでしょう。

【自分でできる?】シロアリ被害の初期症状とセルフチェック方法

駆除費用を抑えるためには、何よりも早期発見が重要です。専門家でなくても気づくことができる、シロアリ被害のサインがいくつかあります。定期的にご自宅をチェックする習慣をつけましょう。

羽アリの発生

4月〜7月頃の特定の時期に、家の中や家の周りで羽のついたアリを大量に見かけたら、それはシロアリの羽アリである可能性が非常に高いです。特に、浴室や洗面所、玄関など水回りの近くで発生することが多いです。シロアリの羽アリは、体が寸胴で、4枚の羽がほぼ同じ大きさという特徴があります。見つけた場合は、数匹をテープなどで捕獲しておくと、後の業者による種類特定に役立ちます。

蟻道(ぎどう)の存在

シロアリは光や乾燥を嫌うため、土や自分たちの分泌物でトンネル(蟻道)を作って移動します。建物の基礎部分や束石、床下の木材などに、泥でできた筋のようなものがないか確認してみましょう。この蟻道が発見された場合、シロアリが活発に活動している証拠と言えます。

木材の空洞音や食害

柱や壁、床などを叩いてみて、「ポコポコ」と中が空洞のような軽い音がする場合、内部がシロアリに食べられている可能性があります。また、ドライバーの先などで軽く押してみて、簡単に凹んだり穴が開いたりする場合も危険なサインです。特に、湿気の多い北側の壁や、風呂場・トイレの出入り口の柱などは被害に遭いやすい箇所です。

建具の不具合や床のきしみ

これまでスムーズに開閉できていたドアやふすまの建付けが悪くなったり、歩くと床がフカフカと沈むようにきしんだりする場合、シロアリが柱や床下の木材を食害し、家が歪み始めている可能性があります。単なる経年劣化と決めつけず、シロアリ被害の可能性も疑ってみましょう。

これらのサインを一つでも発見した場合、被害が内部で深刻化している恐れがあります。自分で判断せず、速やかにプロの専門業者による無料の床下診断を受けることを強くお勧めします。

「もしかしてウチも?」と思ったら、まずは専門家による無料の床下診断がおすすめです。複数の業者から見積もりを取り、サービス内容と費用を比較検討することが、後悔しないための第一歩です。どこに頼めばいいか分からない方は、信頼できる業者を複数紹介してくれるサービスを利用するのも一つの手です。

無料見積もりガイドで、お住まいの地域に対応した優良業者を探してみましょう。

駆除費用を安くする!失敗しないための4つのコツ

シロアリ駆除は決して安い買い物ではありません。だからこそ、少しでも費用を抑え、かつしっかり駆除を成功させたいものです。ここでは、費用を抑えつつ失敗しないための重要なコツを4つご紹介します。

1. とにかく相見積もりを取る

これが最も重要で効果的な方法です。1社だけの見積もりでは、その金額が高いのか安いのか、提示された工法が本当に最適なのかを判断できません。しっかり3社程度の複数の業者から見積もりを取りましょう。各社の見積もりを比較することで、お住まいの地域の費用相場が具体的に見えてきます。また、他社の見積もりがあることを伝えることで、価格交渉の材料になる場合もあります。

2. 見積もりの内訳と保証内容を徹底比較する

相見積もりを取る際は、総額の安さだけで判断してはいけません。見積書に記載されている作業内容、使用する薬剤の種類、そして何より「保証内容」を細かく比較検討することが重要です。例えば、A社は15万円で5年保証、B社は13万円で2年保証だった場合、長期的な安心を考えればA社のほうがコストパフォーマンスが高いと言えるかもしれません。再発時の対応範囲(無料か有料か)など、保証の詳細までしっかり確認しましょう。

3. 早期発見・早期対応を心がける

前述の通り、被害が小さければ小さいほど、駆除作業は小規模で済み、費用も安く抑えられます。羽アリを見つけた、床がきしむなど、少しでも異変を感じたら「まだ大丈夫だろう」と放置せず、すぐに専門業者に相談しましょう。多くの業者は床下診断を無料で行っています。定期的な点検が、結果的に大きな出費を防ぐことにつながります。

4. 確定申告で「雑損控除」を活用する

シロアリは害虫であり、その駆除費用は「害虫による災害」と見なされ、確定申告で「雑損控除」の対象となる場合があります。雑損控除とは、災害や盗難、横領によって資産に損害を受けた場合に受けられる所得控除のことです。駆除費用だけでなく、シロアリ被害によって必要になった修繕費用も対象になる可能性があります。適用には条件がありますが、数十万円の費用がかかった場合、数万円の税金が戻ってくることもあります。領収書はしっかり保管し、お住まいの地域の税務署に問い合わせてみましょう。

要注意!悪質業者・便乗商法の手口と見分け方

残念ながら、シロアリ駆除業界には、消費者の不安につけ込む悪質な業者が存在します。高額な契約を結んでしまってから後悔しないよう、代表的な手口と見分け方を知っておきましょう。

「無料で点検します」という突然の訪問販売

「近所で工事をしているので、ついでに無料で床下を点検します」などと言って、突然訪問してくる業者には最大限の注意が必要です。善意を装っていますが、その多くは点検後に不安を煽り、高額な契約を迫ることを目的としています。信頼できる業者は、アポイントなしで訪問してくることはほとんどありません。

過度に不安を煽り、即日契約を迫る

「このままでは家が倒壊する」「今日契約しないと手遅れになる」といった言葉で恐怖心を煽り、冷静な判断をさせずに契約を急がせるのは悪質業者の常套手段です。床下で撮影したという被害写真を見せてくることもありますが、それが本当にあなたの家の写真である保証はありません。どんなに急かされても、その場で契約するのは非常にやめましょう。「家族と相談します」「他の業者の意見も聞きたいので」と伝え、毅然とした態度で断ることが大切です。

見積書の内訳が「一式」で不明瞭

優良な業者は、作業内容や薬剤費、人件費などを項目別に分かりやすく記載した詳細な見積書を提出します。一方で、悪質業者の見積書は「シロアリ駆除工事一式 〇〇万円」といったように、内訳が全く分からないケースが多く見られます。何にいくらかかるのかが不透明なため、不当に高額な料金を請求されている可能性があります。詳細な内訳の提出を拒むような業者は、信用できません。

相場からかけ離れた高額・格安な料金

地域の相場から著しくかけ離れた金額を提示する業者にも注意が必要です。法外な高額請求はもちろん問題ですが、「安すぎる」場合も要注意です。必要な薬剤を十分に散布しなかったり、経験の浅い作業員が担当したり、手抜き工事をされるリスクがあります。また、安い駆除費用で契約させ、後から「追加工事が必要」などと言って高額な請求をしてくるケースもあります。

もし悪質な業者と契約してしまった、あるいは強引な勧誘に困っている場合は、一人で悩まずに国民生活センターやお住まいの自治体の消費生活相談窓口(消費者ホットライン「188」)に相談してください。

シロアリ駆除の費用に関するよくある質問(FAQ)

最後に、シロアリ駆除の費用に関して、お客様からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

Q1. 見積もりや床下調査だけで費用はかかりますか?

A1. 一般的に、多くのシロアリ駆除専門業者は、見積もりとそれに伴う床下調査を無料で行っています。ただし、業者によっては出張費などがかかる場合もゼロではありません。依頼する前に、調査や見積もりが完全に無料であるかを電話やウェブサイトで確認しておくと安心です。

Q2. 施工後の保証期間はどのくらいが一般的ですか?

A2. バリア工法(薬剤散布)の場合、5年間の保証が付くのが一般的です。この期間は、使用される薬剤の有効期間に基づいています。保証期間内にシロアリが再発した場合は、無償で再施工を行ってくれる業者がほとんどです。契約前に、保証の期間と内容(適用範囲、免責事項など)をしっかり書面で確認してください。

Q3. 駆除作業中は家にいても大丈夫ですか?

A3. 工法や使用する薬剤によります。ベイト工法の場合は、エサを設置するだけなので在宅していても問題ありません。バリア工法の場合、使用する薬剤は人体への安全性が高いものが主流ですが、薬剤の匂いに敏感な方や、小さなお子様、ペット、アレルギー体質の方がいるご家庭では、作業中の外出を推奨されることがあります。事前に業者と相談しておきましょう。

Q4. ホームセンターの薬剤でDIY駆除は可能ですか?

A4. 表面に出てきているシロアリを一時的に駆除することは可能かもしれませんが、根本的な解決は非常に困難です。シロアリの巣は地中深くや木材の内部にあり、市販の薬剤では巣全体を根絶することはできません。中途半端な対策は、かえってシロアリの警戒心を高め、被害を拡散させてしまうリスクもあります。確実な駆除のためには、プロの専門業者に依頼することを強く推奨します。

Q5. 賃貸物件でシロアリが発生した場合、費用は誰が負担しますか?

A5. 原則として、建物の維持管理義務を負う大家さん(貸主)または管理会社が駆除費用を負担します。シロアリの発生は、建物の構造部分の欠陥や経年劣化に起因することが多いためです。もし賃貸物件でシロアリの兆候を発見した場合は、自分で業者を手配する前に、速やかに大家さんか管理会社に連絡して対応を協議してください。

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まとめ:シロアリ駆除は費用相場を知り、相見積もりで賢く選ぼう

この記事では、シロアリ駆除にかかる費用相場から、費用の内訳、価格が変動する要因、そして悪質業者を避けて優良な業者を選ぶためのコツまで、詳しく解説してきました。

シロアリ駆除の費用は、一般的な30坪の住宅で15万円〜25万円程度が目安となりますが、被害状況や建物の構造によって大きく変動します。ご自宅の正確な費用を知るためには、専門家による現地調査が不可欠です。

大切な住まいをシロアリ被害から守り、かつ適正な費用で駆除を行うための最大のポイントは、「複数の業者から相見積もりを取ること」です。1社の意見や金額を鵜呑みにせず、少なくとも3社程度の見積もりを比較し、サービス内容、保証、そして担当者の対応などを総合的に判断して、最も信頼できるパートナーを選びましょう。

シロアリの気配を感じたら、不安な気持ちで時間を過ごすのではなく、まずは行動を起こすことが大切です。信頼できるプロに相談し、適切な診断と見積もりを受けることが、問題解決への第一歩となります。

どの業者に依頼すれば良いか迷ってしまう場合は、複数の優良業者を比較検討できる無料見積もりガイドのようなサービスを活用するのも賢い選択です。安心して任せられる業者を見つけ、一日も早くシロアリの不安から解放されましょう。

※ 記載の費用はいずれも目安です。建物の状態・地域・時期により変動するため、正確な金額は必ず複数社の見積もりで確認してください。
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