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エコキュートの補助金はいくら?対象条件と申請の流れ|2026年最新の目安

公開 2026-07-14|修繕ナビ編集部

電気温水器やガス給湯器から「そろそろエコキュートに替えたい」と思っても、本体+工事で総額40万〜60万円という見積もりを見て手が止まる方は多いはずです。ですが、いま国と自治体の補助金をうまく使えば、1台あたり数万円〜13万円前後(国)+自治体分が戻り、実質の負担を数十万円単位で圧縮できるケースがあります。補助金は予算に達すると年度途中でも締め切られるため、「動いた人から得をする」制度です。この記事では、もらえる金額の目安・対象条件・申請の流れを、失敗しない順序で整理します。

費用相場

項目金額の目安
エコキュート本体+標準工事(総額)40万〜60万円前後
ハイグレード機(フルオート・大容量等)50万〜70万円前後
国の補助(高効率給湯器支援)/1台6万〜13万円前後
自治体の上乗せ補助1万〜10万円前後(地域差大)
撤去・処分費(旧給湯器)1万〜3万円前後
電気工事・基礎工事の追加2万〜8万円前後
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金額はメーカー・機種・地域・設置状況で変わります。上表はあくまで目安で、実額は最新の公募要領と現地見積もりで必ず確認してください。特に補助額は年度ごとに改定されるため「昨年と同じ」とは限りません。

エコキュートで使える補助金の全体像

エコキュートの補助金は、大きく国の高効率給湯器導入支援(給湯省エネ事業などと呼ばれる全国共通の制度)と、市区町村・都道府県が独自に用意する省エネ機器補助の2階建てで考えます。国の制度は台数と機種性能に応じて定額で交付されるのが基本で、太陽光連携やおひさまエコキュートなど省エネ性能の高い機種ほど加算される傾向があります。自治体分は「1台あたり◯万円」「工事費の1/3・上限◯万円」など形式がまちまちで、予算規模も小さいため早期終了しやすいのが特徴です。まずは「お住まいの市区町村名+エコキュート+補助金」で検索し、国と自治体の両方を並行して確認するのが基本動作になります。

なお、補助金は「安く買うため」だけでなく、旧式の電気温水器や10年超のエコキュートを省エネ機に更新して電気代を下げる目的とも相性が良い制度です。ランニングコストの削減効果と合わせて総額で判断すると、動くべきタイミングが見えやすくなります。

対象になる機種・条件をチェック

補助金は「エコキュートなら何でも対象」ではありません。多くの制度で共通する条件は次の通りです。第一に、国が定めるエネルギー消費効率(年間給湯保温効率=JIS基準など)の基準を満たす対象機種であること。第二に、原則として未使用の新品を新たに設置・更新すること。第三に、対象事業者(制度に登録した施工店・販売店)が申請・施工を行うこと。第四に、自らが居住する住宅であること(賃貸オーナー向けの枠がある制度もあります)。中古品やDIY設置、対象外の型番は補助を受けられないため、見積もり段階で「この機種は今年の対象型番か」を業者に必ず確認しましょう。

自治体制度では、これに加えて「市内に住民票がある」「市税を滞納していない」「市内業者による施工」などのローカル条件が付くことがあります。条件を1つでも外すと不交付になるため、申請前のチェックリスト化がおすすめです。

申請の流れ(着工前が鉄則)

エコキュート補助で最も多い失敗が「工事してから申請しようとして対象外になる」パターンです。多くの制度は契約・着工の前に申請、または事業者登録・予約が必要で、着工後の後出し申請は認められません。一般的な流れは、(1)対象制度と予算残の確認、(2)対象機種を含む見積もり取得、(3)交付申請または補助金の予約、(4)交付決定・予約完了の通知を受け取る、(5)着工・設置工事、(6)完了報告(設置写真・領収書・保証書などを提出)、(7)審査後に補助金が振り込まれる、という順序です。国の制度は登録事業者が代行申請するケースが多く、自治体は施主本人が窓口申請するケースもあります。どちらが誰の役割かを、契約前に業者と役割分担を明確にしておくと安心です。

提出書類は、見積書・契約書・製品の型番がわかる書類・設置前後の写真・領収書・本人確認書類などが定番です。写真の撮り忘れは致命的なので、「工事前・工事中・工事後」を業者に必ず撮ってもらいましょう。

国と自治体の併用・他制度との合わせ技

補助金は「国+自治体」で併用できる場合があり、うまく重ねれば戻り額を最大化できます。ただし、同じ工事・同じ費用に対して複数の国庫補助を二重取りすることは原則禁止です。たとえば国の給湯器支援と、別の国の省エネ改修補助を同じエコキュートに重ねることは不可、というルールが典型です。一方で「国の給湯器補助+自治体の上乗せ補助」は認められることが多く、この組み合わせが現実的な最大化ルートになります。さらに、窓の断熱改修など別工事と同時に行えばリフォーム全体で複数制度を使える可能性もあります。制度ごとの併用可否は毎年細かく変わるため、申請前に各要領の「併用の可否」欄を必ず読み込んでください。減税制度(住宅ローン減税など)との関係も、対象工事に該当するかを確認しておくと取りこぼしがありません。

業者・機種の選び方で損をしない

補助金を確実に受け取るうえで、業者選びは金額そのものと同じくらい重要です。ポイントは、(1)対象制度の登録事業者であるか、(2)申請代行の実績と当年の対象型番に詳しいか、(3)見積もりに撤去処分費・電気工事・基礎工事まで含まれているか、(4)補助金額を差し引く前の「工事総額」を明示しているか、の4点です。「補助金でほぼ無料」といった過度な表現や、相場から大きく外れた激安・高額見積もりには注意しましょう。機種選びでは、家族人数に合ったタンク容量(3〜4人なら370L前後が目安)、寒冷地なら耐寒仕様、電気代を重視するなら高効率機やおひさまエコキュートといった観点で選ぶと、補助+ランニングコストのトータルで得をしやすくなります。相見積もりは2〜3社が基本です。契約前には「補助金は誰がいつ申請するのか」「不採択だった場合の契約はどうなるのか」まで書面で確認しておくと、後悔がありません。とくに補助金の交付を前提に契約する場合は、万一予算切れで不採択になったときの取り扱い(キャンセル可否・違約金の有無)を事前に取り決めておくと安心です。訪問販売やSNS広告で「今日契約すれば補助金が使える」と急かすタイプの営業には、その場で即決せず、必ず複数社と比較する冷静さを持ちましょう。

買い替えのタイミングと故障サイン

エコキュートの寿命は一般に10〜15年程度が目安です。「お湯の温度が安定しない」「エラーコードが頻発する」「基盤やポンプの部品供給が終了した」といったサインが出たら、完全に止まる前の計画的な更新が得策です。真冬の故障は在庫不足で工事まで1〜2週間待つこともあり、その間はお湯が使えません。補助金の観点でも、予算が潤沢な年度前半のうちに動くほうが採択されやすい傾向があります。「まだ使えるから」と先延ばしにするより、補助が手厚い時期に前倒しで更新するほうが、総額でも生活の安心でも有利になりやすいのです。故障の前兆や交換費用の詳細は関連記事もあわせてご確認ください。

電気代の削減効果とトータルコストで考える

補助金は「初期費用を下げる」効果ですが、エコキュートの本当の価値は毎月の電気代を下げるランニングコストの削減にもあります。エコキュートは空気の熱を利用してお湯を沸かすヒートポンプ式で、電気温水器やガス給湯と比べて光熱費を抑えやすいのが特長です。とくに深夜の割安な電力を使ってお湯を沸かす運転や、太陽光と連携して昼間の余剰電力で沸かす「おひさまエコキュート」的な使い方を選べば、月々の負担をさらに抑えられる可能性があります。10年以上使う設備なので、「本体価格-補助金」だけでなく、「10年分の光熱費」まで含めたトータルコストで比較するのが賢い判断です。古い電気温水器を使い続けるより、補助金で更新して毎月の電気代を下げるほうが、長い目で見て得になるケースは少なくありません。ただし電気代の削減幅は家族人数・使用量・契約プラン・地域で変わるため、あくまで目安として捉えてください。

設置場所・工事で追加費用が出るケース

見積もりで「思ったより高い」となる原因の多くは、本体以外の付帯工事です。追加費用が発生しやすいのは、(1)旧給湯器の撤去・処分、(2)設置場所のコンクリート基礎の新設や補強、(3)分電盤からの専用電気配線・ブレーカー増設、(4)配管の延長や交換、(5)搬入経路が狭く手作業になるケース、(6)寒冷地向けの凍結防止仕様、などです。とくに電気温水器やガス給湯からの切り替えでは、電気容量の見直しや配管ルートの変更が必要になり、数万円単位で加算されることがあります。だからこそ、見積もりは「本体・標準工事・撤去処分・電気工事・基礎工事・諸経費」まで分解して提示してもらい、「一式」のどんぶり勘定を避けるのが重要です。現地調査を省いて出た概算は、後から追加請求の火種になりがちなので、必ず現地を見てもらったうえでの見積もりを取りましょう。補助金の実質額は、この総額から差し引いて初めて意味を持ちます。

よくある質問

Q. 補助金は申請すれば必ずもらえますか?

いいえ。補助金は予算の範囲内で先着順や抽選になることが多く、条件を満たしても予算上限に達すると受付終了となります。だからこそ、対象機種の確定と申請を早めに進めることが重要です。金額もあくまで目安で、審査の結果減額・不交付となる可能性もあります。

Q. すでに工事を契約・着工してからでも申請できますか?

多くの制度で「契約・着工前の申請または事業者登録・予約」が条件のため、着工後の申請は対象外になりがちです。検討段階で必ず業者に「この工事は補助対象になるタイミングか」を確認し、申請の順序を守ってください。

Q. 国と自治体の補助は両方もらえますか?

「国+自治体」の併用が認められるケースは多い一方、同じ費用に対する国庫補助の二重取りは原則できません。併用可否は制度ごとに異なるため、各要領の併用ルールを事前に確認するのが安全です。

Q. 賃貸や中古住宅でも対象になりますか?

制度によっては賃貸オーナー向けの枠や、中古住宅の省エネ改修を対象とする枠があります。ただし「自ら居住する住宅のみ」とする制度も多いため、対象住宅の条件を必ず確認してください。

Q. 金額の目安はどのくらい戻りますか?

国の高効率給湯器支援で1台あたり6万〜13万円前後、これに自治体の上乗せが数万円加わるのが一つの目安です。ただし年度・機種性能・地域で大きく変動するため、最新の公募要領で実額を確認してください。

まとめ

エコキュートの補助金は、国+自治体を組み合わせれば実質負担を数十万円単位で下げられる一方、着工前申請や対象機種の確認を外すと一円ももらえません。ポイントは「対象型番の確定」「着工前の申請」「登録事業者の選定」の3つ。予算が尽きる前に、まずは相見積もりと制度確認から動き出しましょう。具体的な費用や機種の比較はエコキュートの交換費用と選び方、給湯器全般の交換相場は給湯器交換の費用相場、他のリフォームで使える補助制度はリフォーム補助金・助成金の一覧もあわせてご覧ください。

※ 記載の費用はいずれも目安です。建物の状態・地域・時期により変動するため、正確な金額は必ず複数社の見積もりで確認してください。
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