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FIG.14 — リフォーム全般

リフォーム補助金・助成金の一覧と使い方|対象工事・金額・申請の流れ

公開 2026-07-13|更新 2026-09-04|修繕ナビ編集部

リフォームは、国や自治体の補助金・助成金を使えば費用を大きく抑えられます。2026年度は給湯省エネ2026事業とみらいエコ住宅2026事業が動いていて、補助上限は住宅の新築時期と工事の水準に応じて40万円/50万円/80万円/100万円(いずれも1戸あたり)です(国土交通省・2026年9月4日確認)。ただし制度は年度で変わり、予算に達すると早期終了します。この記事では、対象工事・金額の目安・申請の流れをわかりやすく整理します。

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2026年度に使える補助額(公式の公表値)

「数万円〜数十万円」といった幅ではなく、公式に公表されている定額を並べます。いずれも2026年9月4日に各事業の公式ページで確認したものです。

給湯器(給湯省エネ2026事業)

対象補助額
ヒートポンプ給湯機(エコキュート)7万円/台+性能加算3万円=最大10万円/台
ハイブリッド給湯機10万円/台+性能加算2万円
家庭用燃料電池(エネファーム)17万円/台(性能加算なし)
撤去加算(電気蓄熱暖房機)+4万円/台(2台まで)
撤去加算(電気温水器)+2万円/台
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戸建住宅はいずれか2台まで、共同住宅等は1台までです。エコキュートの撤去は加算の対象になりません(買い替えでは撤去加算はゼロ)。

出典: 経済産業省「給湯省エネ2026事業 補助額と上限」(2026年9月4日に公式ページで確認)。

断熱(みらいエコ住宅2026事業)

対象補助額
内窓の設置13,000〜42,000円/箇所
外窓の交換26,000〜63,000円/箇所
ガラスの交換3,000〜27,000円/枚
ドアの交換23,000〜44,000円/箇所
躯体の断熱(外壁)14,000〜44,000円/立方メートル
躯体の断熱(屋根・天井)13,000〜44,000円/立方メートル
躯体の断熱(床)25,000〜62,000円/立方メートル

額は断熱性能の区分と面積の区分で決まるため、最小と最大を示しています。性能区分によっては先進的窓リノベ2026事業の側の補助になります。

出典: 国土交通省 みらいエコ住宅2026事業「開口部の断熱改修」/「躯体の断熱改修」(いずれも2026年9月4日に公式ページで確認)。

設備(みらいエコ住宅2026事業)

対象補助額
高効率エアコン52,000円/箇所
蓄電池96,000円/戸
高断熱浴槽48,000円/戸
エコキュート・ハイブリッド給湯機45,000円/戸
太陽熱利用システム45,000円/戸
節水型トイレ掃除しやすい機能あり34,500円/箇所、それ以外31,500円/箇所
エコジョーズ・エコフィール30,000円/戸
節湯水栓9,000円/箇所
第一種換気設備ダクト式70,000円/セット、ノンダクト式20,000円/箇所

出典: 国土交通省 みらいエコ住宅2026事業「特定エコ住宅設備の設置」/「エコ住宅設備の設置」(いずれも2026年9月4日に公式ページで確認)。

子育て対応・バリアフリー(みらいエコ住宅2026事業)

対象補助額
キッチンセットの交換を伴う対面化改修106,800円/戸
ビルトイン食器洗機30,000円/戸
浴室乾燥機27,600円/戸
ビルトイン自動調理対応コンロ18,000円/戸
掃除しやすいレンジフード15,600円/戸
宅配ボックス13,200円/戸(共用は13,200円/ボックス)
廊下幅等の拡張33,600円/戸
衝撃緩和畳の設置25,200円/戸
段差解消8,400円/戸
手すりの設置7,200円/戸

出典: 国土交通省 みらいエコ住宅2026事業「子育て対応改修」/「バリアフリー改修」(いずれも2026年9月4日に公式ページで確認)。

介護保険の住宅改修(厚生労働省)

上の制度とは別枠です。要支援・要介護の認定を受けている方が対象で、支給限度基準額は20万円。厚生労働省の資料には「実際の住宅改修費の9割相当額が償還払いで支給される」「支給額は、支給限度基準額(20万円)の9割(18万円)が上限となる」と書かれています。要支援・要介護の区分にかかわらず定額で、対象は手すりの取付け・段差の解消・床材の変更・引き戸等への扉の取替え・洋式便器等への便器の取替え・付帯工事の6種類です。自己負担割合は市区町村の介護保険窓口で確認してください。

出典: 厚生労働省「介護保険における住宅改修」(PDF/2026年9月4日確認)。

補助上限(みらいエコ住宅2026事業)

住宅の新築時期義務基準に相当する工事次世代省エネ基準に相当する工事
〜平成3年100万円/戸50万円/戸
平成4年〜平成28年80万円/戸40万円/戸

出典: 経済産業省「給湯省エネ2026事業 補助額と上限」/国土交通省 みらいエコ住宅2026事業「リフォーム」/「開口部の断熱改修」/「躯体の断熱改修」/「エコ住宅設備の設置」/「子育て対応改修」/「バリアフリー改修」/厚生労働省「介護保険における住宅改修」(いずれも2026年9月4日に公式ページで確認)。

耐震補強と自治体独自の助成は、全国一律の額がないのでここには書きません。「市区町村名+耐震+補助金」で検索し、要領の補助率・上限額・対象工事・申請期間の4つを確認してください。

主な国の補助制度の種類

国の制度は年度ごとに名称や枠が変わりますが、大きく次のような目的別の支援があります。いずれも予算枠に達すると受付終了となるため、最新の公募要領で確認してください。

国の制度と自治体の制度

補助金は大きく国の制度(省エネ・断熱・子育て支援など全国共通)と、自治体の制度(耐震・空き家・地域産材など地域ごと)に分かれます。国と自治体は併用できる場合もあり、「お住まいの市区町村名+リフォーム+補助金」で調べるのが基本です。

自己負担はどう決まるか

補助金は工事費の全額をカバーしません。ただし「自己負担の目安」を推定で書くことはしません。補助額は上の表のとおり定額で決まっており、工事費のほうは家ごとに違うからです。引き算は自分の見積もりでやってください。

計算の形はこうです。

見積もりをもらったら、業者に「この工事のうち、補助対象はどれで、合計いくらになりますか」と聞いてください。申請するのは登録事業者なので、その場で答えられない業者は、そもそも申請に慣れていません。

出典: 経済産業省「給湯省エネ2026事業 補助額と上限」/国土交通省 みらいエコ住宅2026事業「リフォーム」/「開口部の断熱改修」/「躯体の断熱改修」/「エコ住宅設備の設置」/「子育て対応改修」/「バリアフリー改修」/厚生労働省「介護保険における住宅改修」(いずれも2026年9月4日に公式ページで確認)。

地域による違いと変動要因

同じ工事でも地域によって使える制度や補助額は異なります。主な変動要因は次の通りです。

お住まいの自治体の制度は最新年度の公式情報で確認しましょう。国と自治体の制度を組み合わせられる地域もあります。

申請でつまずきやすいポイントを深掘り

実務でつまずきやすい細かなポイントを補足します。

「補助金代行」をうたう業者への注意点

補助金の申請サポートを行う事業者は多くありますが、中には手数料を先取りしたまま連絡が取れなくなる、対象外の工事を「補助金が出る」と勧誘するといったトラブルも報告されています。契約前に次の点を確認しましょう。

不安を感じたら、自治体の窓口や消費生活センターに事前相談するのも有効です。

あわせて使える減税制度

補助金と別に、条件を満たすと税金が軽くなる制度もあります。補助金と併用できることも多いので、対象工事なら見積もり段階で確認しましょう。

制度内容の目安
住宅ローン減税一定の増改築でローン残高に応じ所得税を控除
リフォーム促進税制省エネ・耐震・バリアフリー等で所得税の控除
固定資産税の減額耐震・省エネ・バリアフリー改修で翌年度分を一定割合減額
贈与税の非課税住宅取得等資金の贈与で一定額まで非課税になる場合

控除額や要件は年度で変わります。適用可否は工事内容と時期によるため、税務署や施工会社に確認するのが確実です。

申請の流れと注意点

多くの制度は「工事の契約・着工前に申請」が原則です。着工後だと対象外になることが多いので要注意。一般的な流れは、制度の確認→対象工事の見積もり取得→交付申請→交付決定→着工→完了報告→補助金受取、の順。登録事業者による施工が条件のこともあります。工事の見積もりは失敗しない見積もりの取り方も参考に。

申請のベストタイミング・シーズン性

国の補助制度は年度初め(4月〜6月頃)に公募を開始し、予算に達し次第終了する仕組みです。人気の制度は夏頃までに枠が埋まることもあります。自治体の制度は年度途中や秋以降に募集するところもあり、地域差があります。

最適なタイミングは状況で変わるため、迷ったら施工会社や自治体窓口に早めに相談しましょう。

申請に必要な書類の例

制度によって異なりますが、次のような書類を求められることが多いです。早めにそろえておくとスムーズです。

よくある失敗・注意点

費用を抑えるコツ

補助金は予算上限に達すると締め切られるため、早めの情報収集と申請が鍵です。減税制度(住宅ローン減税・リフォーム減税)と併用できることも多いので、対象工事なら見積もり段階で施工会社に「使える補助金・減税はあるか」を確認しましょう。

よくある質問

Q. 補助金はいつ申請すればいい?

多くは契約・着工前です。着工後は対象外になりやすいので、リフォームを検討し始めた段階で制度を確認しましょう。

Q. どこで探せばいい?

国の制度は各省庁のポータル、自治体は「市区町村名+リフォーム補助金」で検索。施工会社が申請に慣れていることも多いので相談も有効です。

Q. 補助金と減税は併用できる?

制度によりますが併用可能なケースが多いです。対象工事は見積もり時に確認しましょう。

Q. 賃貸や中古住宅でも使える?

制度によります。中古住宅の性能向上リフォームは対象になりやすい一方、賃貸は所有者(オーナー)の申請が前提になることが多いです。対象条件を事前に確認しましょう。

Q. 申請は自分でやる?業者に任せる?

登録事業者が申請を代行・サポートする制度も多く、慣れた施工会社に任せると不備が減ります。自分で行う場合は公募要領の提出物と期限を丁寧に確認してください。

Q. 複数の補助金を同時に使える?

組み合わせによります。国の制度同士は同一経費への重複を禁止していることが多い一方、国と自治体の制度は併用できる場合もあります。申請前に事務局へ確認しましょう。

Q. 補助金の入金はいつ頃?

工事完了後の完了報告・検査を経て、数週間〜数か月程度で振り込まれる制度が多いです。工事費は一旦全額を立て替えることが多いため、資金計画に組み込みましょう。

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まとめ

リフォーム補助金は、2026年度なら給湯省エネ2026事業とみらいエコ住宅2026事業が中心です。補助額は工事ごとに定額で決まっており、上限は1戸あたり40万/50万/80万/100万円。介護保険の住宅改修は別枠で支給限度基準額20万円です。多くは着工前の申請が原則で、予算上限で早期終了するため早めの確認が重要。減税との併用も検討し、複数社の見積もりで対象工事を相談しましょう。工事別の相場はリフォーム費用の相場もご覧ください。

出典: 経済産業省「給湯省エネ2026事業 補助額と上限」/国土交通省 みらいエコ住宅2026事業「リフォーム」/「開口部の断熱改修」/「躯体の断熱改修」/「エコ住宅設備の設置」/「子育て対応改修」/「バリアフリー改修」/厚生労働省「介護保険における住宅改修」(いずれも2026年9月4日に公式ページで確認)。

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