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FIG.129 — 給湯器

ガス給湯器とエコキュートの比較2026|光熱費・費用・どっちがお得か徹底解説

公開 2026-07-15|更新 2026-09-07|修繕ナビ編集部

給湯器の買い替えで多くの人が迷うのが、「ガス給湯器のままにするか、エコキュートに替えるか」です。結論を先に言うと、ランニングコスト(光熱費)重視ならエコキュート、初期費用と設置のしやすさ重視ならガス給湯器。どちらが得かは、家族構成・電気/ガス料金プラン・設置スペースで変わります。この記事では、両者を項目別に比較し、あなたの家に合う選び方を整理します。

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費用は依頼先で大きく変わります。相場の確認は、無料でできる複数社見積もりの比較が近道です。

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項目別の比較

まずは主な違いを一覧で押さえましょう。それぞれ一長一短があり、生活スタイルで最適が変わります。

項目ガス給湯器エコキュート
初期費用(交換・工事費込みの公表価格)安い(54,300円〜366,433円)高い(363,000円〜731,681円)
光熱費(ランニング)やや高め安い(夜間電力)
設置スペース小さい大きい(タンク+室外機)
お湯切れなし(都度沸かす)使いすぎるとお湯切れ
寿命10〜15年10〜15年
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あわせてコロナ石油給湯機のエラーサイン一覧も参考になります。

出典:交換できるくん(給湯器/エコキュート)/生活堂「ガス給湯器の費用相場」/急湯デポ「エコキュート価格表」。いずれも工事費込みの価格で、2026年9月4日確認。

販売店が公表している工事費込み価格

相場の幅ではなく、料金を公開している販売店の実額を並べます(すべて税込・2026-09-04確認)。

種類・機能交換できるくん 壁掛生活堂 最安
ガス給湯器 給湯専用8.5万円〜12.8万円5.4万円〜
ガス給湯器 オート15.1万円〜27.9万円—
ガス給湯器 フルオート17.7万円〜36.6万円10.4万円〜
エコジョーズ—14.6万円〜
エコキュート急湯デポ(工事費・廃棄費込み)交換できるくん(工事費込み)
370L フルオート36.3万円〜45.1万円—
460L 給湯専用—42.7万円〜54.3万円
460L フルオート38.5万円〜44.0万円44.6万円〜73.2万円
550L/560L フルオート—56.9万円〜58.9万円

同じ460Lフルオートでも社によって幅が違います。機種のグレードと、工事費に含まれる範囲(既存機の撤去・処分、配管の交換、脚部カバー)が各社で異なるためです。交換できるくんの公表によると、同社の施工実績では40〜50万円未満が約57%、総額60万円未満が約8割を占めます。

マンションのPS(パイプシャフト)設置は戸建ての壁掛けより高くなります。交換できるくんの公表価格では給湯専用9.4万円〜12.8万円、フルオート18.1万円〜41.2万円。前面カバーの形状が決まっていて選べる機種が限られ、作業スペースも狭いためです。

出典: 交換できるくん給湯器/エコキュート、生活堂ガス給湯器の費用相場、急湯デポエコキュート価格表/いずれも2026-09-04確認

交換費用の詳細は給湯器交換の費用相場、エコキュートはエコキュートの交換費用で確認できます。

ガス給湯器が向いている家庭

次のような家庭はガス給湯器が向きます。初期費用を抑えたい、設置スペースが狭い、お湯切れを気にせず大量に使いたい(来客・大家族)、都市ガスで料金が安い地域。ガスは使うたびに瞬間的に沸かすため、お湯切れがなく、設置もコンパクトです。省エネ型のエコジョーズを選べば、ガス代も抑えられます。

エコキュートが向いている家庭

一方、次のような家庭はエコキュートが有利です。長期の光熱費を抑えたい、オール電化にしたい、夜間電力の安いプランを使える、屋外にタンクの設置スペースがある、太陽光発電と組み合わせたい。初期費用は高いものの、夜間電力でお湯を沸かすため月々の光熱費が安く、長く使うほど差が出ます。太陽光とセットなら自家発電で沸かせてさらにお得です(太陽光発電の見積もり比較)。

迷ったときの判断軸

判断に迷ったら、「あと何年その家に住むか」と「初期費用にいくらかけられるか」で考えましょう。長く住み光熱費を回収できるならエコキュート、初期費用を抑えたい・すぐ交換したいならガス給湯器。設置スペースやお湯切れの許容度も含め、両方の見積もりを取って比較するのが確実です。

国が付けている値段の差——補助額で見る「どっちが得か」

ガスか電気かを費用で比べるとき、国がいくら補助を出すかは無視できない差になります。給湯省エネ2026事業の基本額はこうです。

台数の上限は「戸建住宅:いずれか2台まで/共同住宅等:いずれか1台まで」。さらにエコキュートとハイブリッドには性能加算(それぞれ3万円・2万円)があります。ガス給湯器(従来型・エコジョーズ単体)はこの事業の対象に入っていません。本体価格だけを比べると差が小さく見えても、補助を入れると順位が変わることがあります。

出典:経済産業省 給湯省エネ2026事業「事業概要」(2026-09-11 確認)。補助額・補助上限・性能加算は同ページの表のとおりです。

見落とすと補助が消える条件

注意書きに重いものが1つあります。「工事発注者が給湯器を購入し、その取り付けを施工業者に依頼する工事(いわゆる施主支給や材工分離による工事)も補助対象となりません」。本体をネット通販で安く買って取り付けだけ頼む、という手はこの補助と両立しません。本体を安く買った差額より補助額のほうが大きければ、損をします。

撤去まで考えると差はもう少し開く

エコキュートは捨てるときにも手間があります。日本冷凍空調工業会は「不要となったエコキュートの取外しや廃棄は資格や専門業者の対応が必要です」とし、作業ごとに給水装置主任技術者や電気工事士の要否を表で示しています。冷媒については「冷媒ガス放出作業には資格は必要ありませんが、ヒートポンプ内は高圧になっているため安易な作業は危険です」として、必ず購入先に依頼するよう求めています。

寿命側の目安も同工業会が出しています。「エコキュートの部品保有期間は概ね10年です」。この期間を過ぎると、故障箇所によっては修理そのものができません。ガス給湯器と比べるときは、本体価格・光熱費・補助額に加えて10年で交換になる前提を置いて計算してください。

出典:経済産業省 給湯省エネ2026事業「事業概要」/一般社団法人 日本冷凍空調工業会「エコキュートの修理に必要な部品のメーカー保有期間をご存知ですか」(PDF)(2026-09-07 確認)

よくある質問

Q. 結局どちらが安いですか?

初期費用はガス、ランニングはエコキュートが有利です。使用年数と光熱費プランで総額が変わるため、両方の見積もりで比較しましょう。

Q. ガスからエコキュートに替えられますか?

設置スペースと電源工事が必要ですが、可能です。オール電化にする場合はIHとセットで検討されることも多いです。

Q. エコキュートはお湯切れが心配です。

容量(370L/460Lなど)を家族構成に合わせれば、通常はお湯切れしません。来客が多い日は沸き増し設定で対応できます。

ガス給湯器とエコキュートの費用・ランニングコスト比較表

初期費用・毎月の光熱費・寿命まで含めて横並びで比較しました(4人家族の目安)。「どちらが安いか」は初期費用とランニングコストのどちらを重視するかで答えが変わります。

項目ガス給湯器(エコジョーズ含む)エコキュート
給湯方式瞬間式(使う分だけ加熱)貯湯式(深夜電力でタンクに貯める)
本体+工事の目安54,300円〜366,433円
(工事費込みの公表価格)
363,000円〜731,681円
(同上。実績では約8割が60万円未満)
出典:交換できるくん(給湯器/エコキュート)/生活堂「ガス給湯器の費用相場」/急湯デポ「エコキュート価格表」。いずれも工事費込みの価格で、2026年9月4日確認。
月の光熱費(4人)約3,500〜6,000円約1,500〜3,000円
年間の光熱費(4人)約6〜10万円約4〜6万円
寿命の目安約10年約10〜15年
設置スペース小(室外機1つ)大(貯湯タンク+ヒートポンプ)
お湯切れ起きにくい(瞬間式)大量使用時に起こりうる(タンク容量次第)
停電・断水時停電すると使用不可タンクの水を生活用水に使える場合あり

ざっくり言うと、初期費用を抑えたい・設置場所が狭い・お湯切れが心配ならガス給湯器(エコジョーズ)、毎月の光熱費を長く安くしたい・設置スペースに余裕があるならエコキュートが向いています。エコキュートは初期費用が高い分、年間で数万円ランニングコストが下がるため、長く住む家ほど差額を回収しやすいのが特徴です。

給湯器の寿命は何年?交換のサインと目安

ガス給湯器・エコキュートともに、寿命(耐用年数)の目安は約10年です(エコキュートは10〜15年程度)。多くは8年ごろから不調が出はじめ、15年ほどでほとんどが買い替えになります。また発売から約10年で部品の製造が終了するため、10年を超えて故障すると修理できない・修理費が高額になることが多く、早めの交換が結果的に安く済みます。

こんなサインが出たら交換の検討時期です:

※古い給湯器を使い続けると、漏電や不完全燃焼の原因になることがあります。異臭・煙・一酸化炭素警報などの異常を感じたら使用を止め、専門業者に点検を依頼してください。

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本ページの費用・光熱費・寿命は、メーカー資料や交換業者各社の情報をもとにした一般的な目安です。号数・機種・使用量・地域・電気/ガス料金プラン・時期により変動します。交換前には複数社の現地見積もりで最新の金額をご確認ください。ガス・電気機器の設置工事は有資格者が行う必要があります。
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まとめ

ガス給湯器は初期費用と設置のしやすさ、エコキュートは光熱費の安さが強みです。住む年数・初期予算・設置スペースで最適が変わるため、両方の見積もりで比較を。ガスなら省エネのエコジョーズ、電気ならエコキュートを検討しましょう。まずは無料の見積もりで、あなたの家に合う給湯方式と費用を確認してください。

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※ 記載の費用はいずれも目安です。建物の状態・地域・時期により変動するため、正確な金額は必ず複数社の見積もりで確認してください。