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内窓リフォームの費用はいくら?補助金で実質いくらになる|相場と選び方

公開 2026-07-14|更新 2026-09-07|修繕ナビ編集部

冬の朝、窓ガラスがびっしり結露してカーテンの裾までカビ…暖房を強めても足元だけ寒い…そんな悩みは、多くの場合「窓」が原因です。壁や床を大がかりに触らなくても、既存の窓の内側にもう一枚窓を付ける内窓(二重窓)なら1窓あたり数時間・数万円〜で施工でき、しかも国の高性能窓改修支援を使えば工事費の相当割合が戻るのが今の大きなメリットです。断熱・結露・防音・防犯まで一気に底上げできて、補助金で実質負担が半分近くになるケースもある——だからこそ「予算がある年度のうちに動くべき」工事です。この記事で、費用相場・補助の目安・選び方を整理します。

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費用は依頼先で大きく変わります。相場の確認は、無料でできる複数社見積もりの比較が近道です。

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費用相場(公表されている額)

推定ではなく、公表されている相場を置きます。

項目公表されている額(税込)
内窓(二重窓)リフォーム
引違い腰高窓(横1800mm・縦1000mm以内)
49,000〜51,000円
小窓・掃き出し窓・ガラスのグレード別の額公表相場が見つかりませんでした
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あわせてペアガラスに替えたいも参考になります。

出典: くらしのマーケット「内窓(二重窓)リフォーム」(いずれも2026年9月4日確認・税込)。出店者が提示している価格の相場で、個人事業者に直接依頼する場合の水準です。

制度内窓設置の補助額
みらいエコ住宅2026事業性能区分と面積の区分により1箇所あたり13,000〜42,000円
先進的窓リノベ2026事業性能区分P・Sはこちらの事業の補助になります。額はこの記事では確認していません

出典: 国土交通省 みらいエコ住宅2026事業「開口部の断熱改修【リフォーム】」/「リフォーム」(いずれも2026年9月4日に公式ページで確認)。

この2つを並べると、内窓のコスパが見えます。引違いの腰高窓1箇所が公表相場で49,000〜51,000円。みらいエコ住宅2026事業の補助は1箇所13,000〜42,000円。上のほうの性能・サイズなら、工事費のかなりの部分が補助で返ってくる計算になります。

ただしみらいエコ住宅2026事業は「外皮に面する開口部を有する1つの居室」で定められた組み合わせの断熱工事をすることが前提で、1申請あたりの補助額合計が5万円以上でないと申請できません(他の構成事業で交付決定を受けている場合は2万円以上)。内窓1箇所だけ、では申請できない可能性があります。何箇所やるかを決めてから、業者に対象になるか確認してください。

面積の区分は、内窓なら大が2.8㎡以上、中が1.6㎡以上2.8㎡未満、小が0.2㎡以上1.6㎡未満(サッシ枠の枠外寸法)。メジャーで測れば、自分の窓がどの区分かは事前に分かります。

金額はガラスの種類(単板/複層/Low-E複層)、サッシサイズ、樹脂の色、施工数、地域で変わります。上表は目安で、実額は現地調査と最新の補助要領で確認してください。まとめて複数窓を頼むほど1窓単価は下がる傾向があります。

内窓リフォームとは?何が変わるのか

内窓リフォームとは、既存の窓(外窓)を残したまま、室内側にもう一枚の窓を追加して二重窓(二重サッシ)にする工事です。2枚の窓の間にできる空気層が断熱材のように働き、外の熱気・冷気の出入りを大幅に減らします。ガラス交換やサッシごとの交換に比べて工事が簡単で、壁を壊さず1窓あたり最短30分〜1時間で設置できるのが最大の利点です。得られる効果は主に4つ——(1)冬の寒さ・夏の暑さをやわらげる断熱、(2)ガラス表面の結露抑制、(3)外の騒音を抑える防音、(4)侵入に手間をかけさせる防犯。特に結露とヒートショック対策として、寝室・浴室・リビングの大きな窓から手を付ける方が多い工事です。

補助金で実質いくらになる?

内窓は、国が力を入れる高性能な窓の断熱改修支援(先進的窓リノベ事業などと呼ばれる制度)の主役です。この制度は「断熱性能の高い製品を使うほど、窓のサイズが大きいほど1窓あたりの補助額が上がる」定額方式が基本で、掃き出し窓のような大きな窓を高性能ガラスで内窓化すると、1窓あたりの戻り額がまとまった額になることもあります。家一軒をまとめて改修した場合、工事費の相当割合が補助でカバーされ、実質負担が大きく下がるケースがあります。ただし補助額・対象製品・上限は年度ごとに改定され、予算に達すると早期終了します。「今年の対象製品か」「1窓いくら戻るのか」を、契約前に登録事業者へ必ず確認してください。金額はあくまで目安で、最新の公募要領が正です。

対象になる条件と製品

補助を受けるには、いくつかの共通条件があります。第一に、制度が定める断熱性能の基準を満たす登録製品(対象の内窓・ガラス)を使うこと。安価な単板ガラスの内窓は対象外になりやすく、複層・Low-E複層など高性能仕様が対象の中心です。第二に、制度に登録した事業者が申請・施工を行うこと。第三に、原則として既存住宅の改修であること。第四に、一定の窓面積・施工要件を満たすこと。DIYや対象外製品は補助を受けられないため、「その製品・その施工方法で今年の補助対象になるか」を見積もり段階で確認するのが鉄則です。自治体によっては独自の窓改修補助を上乗せできる場合もあります。

申請の流れと注意点

内窓の補助も着工前の手続きが前提です。一般的な流れは、(1)対象制度と予算残の確認、(2)現地調査と対象製品を含む見積もり取得、(3)事業者による交付申請・予約、(4)交付決定・予約完了、(5)施工、(6)完了報告(施工前後の写真・製品情報・領収書の提出)、(7)審査後に補助金交付、という順です。多くは登録事業者が申請を代行しますが、施主側でも本人確認書類や住宅の所有がわかる書類を求められることがあります。写真の撮り忘れや対象外製品の混入が不交付の典型原因なので、契約前に「申請は誰がやるか」「対象製品で見積もられているか」を書面で確認しておくと安心です。工事自体は短時間で終わるため、複数窓をまとめて1日で施工できることも多いです。

失敗しない業者・製品の選び方

業者選びのポイントは、(1)補助制度の登録事業者であること、(2)当年の対象製品と申請実績に詳しいこと、(3)現地調査で窓ごとの採寸・結露や防音の悩みをヒアリングしてくれること、(4)見積もりが「窓ごとの単価・製品型番・補助後の実質額」まで明記されていること、の4点です。製品選びでは、断熱重視ならLow-E複層ガラス、防音重視なら異厚複層や防音仕様、和室ならデザイン性、浴室なら防カビ・防露仕様など、部屋の悩みに合わせて選ぶと満足度が上がります。「補助金で実質タダ」など過度な表現や、極端に安い見積もりは、対象外製品や追加費用の後出しに注意が必要です。相見積もりは2〜3社を基本に、補助後の実質総額で比較しましょう。あわせて、施工後の保証(製品保証・工事保証)の年数や、結露・不具合が出たときの対応窓口も確認しておくと安心です。窓は毎日開け閉めする部分なので、開閉のしやすさや掃除のしやすさ、鍵の使い勝手といった「暮らしてからの快適さ」も、ショールームや施工事例で事前に体感しておくと失敗しにくくなります。

ガラス交換・外窓交換との違い

窓の断熱改修には、内窓の追加のほかに「ガラスだけを複層・Low-Eに交換する方法」「サッシごと外窓を交換する方法(カバー工法・はつり工法)」があります。内窓は工事が最も手軽で費用も抑えやすく、既存窓を残すため防音効果が高いのが特長。ガラス交換は見た目が変わらず手軽ですが、サッシ枠の断熱までは補えません。外窓交換は断熱性能を最大化できますが費用と工期がかさみます。「まず効果を体感したい・予算を抑えたい」なら内窓、「サッシの結露や老朽化まで根本解決したい」なら外窓交換、と目的で選ぶのが失敗しないコツです。どの方法も補助対象になり得ますが、対象製品・補助額が異なる点に注意してください。

どの窓から・いつやるべきか

予算に限りがあるなら、効果を体感しやすい「一番長く過ごす部屋の大きな窓」から着手するのがおすすめです。リビングの掃き出し窓や寝室の窓は、断熱・結露・防音の改善を最も実感しやすいポイント。次いで、結露やカビが出やすい北側の窓、ヒートショックが心配な浴室・脱衣室と広げていくと満足度が高まります。タイミングとしては、補助金の予算が潤沢な年度前半のうちに動くのが有利です。人気の制度は夏〜秋に予算消化が進み、年度末には受付終了することもあります。「寒くなってから」では工事の繁忙期と重なり、補助枠も残り少なくなりがち。涼しいうちに相談・見積もりを進めておくのが賢い動き方です。

光熱費・快適性への効果をトータルで考える

内窓の価値は「その年の補助金でいくら安くなるか」だけではありません。窓は住宅のなかで最も熱の出入りが大きい部分で、冬は暖房熱の多くが、夏は日射熱が窓から出入りするといわれます。ここを断熱すれば、同じ室温を保つのに必要な冷暖房のエネルギーが減り、光熱費の削減につながる可能性があります。加えて、窓際の底冷えや、暖房した部屋と廊下・浴室との温度差がやわらぐことで、ヒートショックのリスク軽減という健康面のメリットも期待できます。結露が減ればカーテンやサッシ周りのカビ・ダニも抑えられ、住まいの傷みや掃除の手間も軽くなります。10年以上使い続ける設備ですから、「補助後の初期費用」だけでなく、「光熱費の削減」「結露・カビの抑制」「快適性・健康」まで含めたトータルの価値で判断すると、動くべき理由が見えてきます。効果の実感には個人差があり、断熱効果や光熱費の変化はあくまで目安である点はご留意ください。

採寸・施工で気をつけたいポイント

内窓は手軽な工事ですが、仕上がりと効果を左右するのは正確な採寸と下地の確認です。注意したいのは、(1)窓枠の奥行き(ふかし枠が必要になる場合がある)、(2)クレセントやハンドルとの干渉、(3)エアコンの配管穴や換気口との位置関係、(4)窓の開閉方式(引き違い・上げ下げ・FIXなど)に合った製品選び、といった点です。奥行きが足りない窓では取り付け用の「ふかし枠」を追加することがあり、その分費用が数千円〜加算されます。また、防音を重視するなら気密性の高い製品と隙間のない施工が重要で、施工品質によって効果に差が出ます。見積もり時には現地調査で窓ごとに採寸してもらい、「ふかし枠が要る窓はどれか」「追加費用は何にいくらか」まで確認しておくと、当日の追加請求を防げます。生活しながら施工できるとはいえ、家具やカーテンレールが干渉する場合もあるため、当日の段取りも事前にすり合わせておくと安心です。

業者を国の登録制度で絞り、困ったら公的窓口に相談する

補助金が絡む工事は申請を代行してもらうことが多く、その分だけ業者への依存度が上がります。

国土交通省が運用している住宅リフォーム事業者団体登録制度があります。告示にもとづく制度で、「告示公布・施行平成26年9月1日、一部改正令和2年12月23日」。狙いは国交省の説明のとおりです。「要件を満たす住宅リフォーム事業者団体を国が登録・公表することにより……消費者が住宅リフォーム事業者の選択の際の判断材料とできる」。

注意点は、登録されるのは「事業者」ではなく「団体」だということです。国が個々の工務店を審査しているわけではありません。したがって「登録団体の会員である」は品質の保証ではなく、所属と連絡先がはっきりしているという意味の絞り込みとして使ってください。それでも、名乗るだけの業者と、団体に所属して名簿に載っている業者では追跡可能性がまるで違います。

契約前でも使える相談窓口

同じページで住まいるダイヤルが案内されています。電話番号は0570-016-100(ナビダイヤル。一部のIP電話からは03-3556-5147)、相談時間は10時〜17時(土日祝休日・年末年始を除く)。契約後のトラブルだけでなく、契約前の「これは妥当な金額か」でも使えます。

国交省は同ページで「住宅リフォームの悪質な「点検商法」に注意!」として、消費者庁が特定商取引法にもとづく行政処分にあわせて注意喚起を出していることにも触れています。「必要のないいくつもの工事を勧められた」「しつこく勧誘される」と感じた時点で、その場で契約せず、いったん電話する——これを決めておくだけで、相見積もりと同じくらい効きます。

出典:国土交通省「住宅リフォーム事業者団体登録制度」(2026-09-07 確認)

よくある質問

Q. 内窓は本当に結露に効きますか?

室内側に空気層ができることでガラス表面の温度低下がやわらぎ、結露は大きく抑えられるのが一般的です。ただし、室内の湿度が極端に高い・換気が不足しているといった条件では結露がゼロになるとは限りません。換気とセットで考えると効果を実感しやすくなります。

Q. 賃貸でも設置できますか?

内窓は既存窓を壊さず取り付けるため、原状回復しやすい工事です。とはいえ賃貸では必ず事前に管理会社・オーナーの許可が必要です。補助金は制度により賃貸の扱いが異なるため、対象条件を確認してください。

Q. 工事はどのくらいかかりますか?

1窓あたり最短30分〜1時間程度が目安で、複数窓でも1日で終わることが多いです。壁を壊さないため大がかりな養生や引っ越しは不要で、生活しながら施工できるのも内窓の利点です。

Q. 補助金は必ずもらえますか?

いいえ。予算の範囲内で先着順となることが多く、対象製品・条件を満たしても予算上限に達すると受付終了します。金額も年度で変わる目安のため、最新の公募要領を確認し、早めに申請を進めてください。

Q. どのガラスを選べば補助対象になりますか?

多くの制度で複層・Low-E複層など高性能ガラスが対象で、単板ガラスは対象外になりがちです。「その製品型番が今年の登録製品か」を業者に確認するのが確実です。

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まとめ

内窓リフォームは、工事が手軽で費用も抑えやすく、補助金を使えば実質負担を大きく下げられる「費用対効果の高い断熱工事」です。ポイントは「対象製品の選定」「着工前の申請」「効果の高い窓から着手」の3つ。予算枠が残っているうちに、現地調査と補助後の実質見積もりから動き出しましょう。ガラス自体の交換を検討するなら窓ガラス交換の費用相場、玄関まわりの断熱も気になるなら玄関ドア交換の費用相場、使える補助制度全体はリフォーム補助金・助成金の一覧もあわせてご確認ください。

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※ 記載の費用はいずれも目安です。建物の状態・地域・時期により変動するため、正確な金額は必ず複数社の見積もりで確認してください。