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中古住宅リフォームの費用相場2026|築年数別の目安と進め方・注意点

公開 2026-07-15|更新 2026-09-07|修繕ナビ編集部

中古住宅を買ってリフォームは、新築より費用を抑えつつ自分好みの住まいを実現できる人気の選択肢です。ただし建物の状態次第で費用が大きく変わり、見えない部分(配管・断熱・構造)に想定外の出費が出ることもあります。結論として、ホームプロが事例600件を集計した中古戸建・マンションのリフォームの中心価格帯は500〜600万円です(2026年9月4日確認)。この記事では、築年数別の費用感と、失敗しない進め方を整理します。

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費用は依頼先で大きく変わります。相場の確認は、無料でできる複数社見積もりの比較が近道です。

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築年数別の費用の目安

中古住宅のリフォーム費用は、築年数(=劣化の度合い)で大きく変わります。古いほど設備・配管・断熱の刷新が必要になり、費用が上がる傾向です。

築年数別に集計した金額を公表しているところは見つかりませんでした。そのため、この記事では築年数別の目安額を書きません。公表されているのは、工事の種類ごとの中心価格帯です。

工事中心価格帯集計件数
中古戸建・マンションのリフォーム500〜600万円600件
リノベーションリフォーム500〜750万円750件
全面(まるごと)リフォーム750〜1,000万円1,000件
マンションのスケルトンリフォーム600〜700万円1,597件
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出典:住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法・e-Gov法令検索)(2026-09-07 確認)

出典: ホームプロ「リフォーム費用と相場」各カテゴリページ(キッチン/浴室/トイレ/洗面所/リビング/外壁/屋根/全面/スケルトン/中古)/いずれも2026年9月4日確認。各ページに「データN件を元に集計」と「中心価格帯」が明記されています。推定の相場ではなく事例の集計値です。

「中心価格帯」は、多くの事例が収まっている帯であって、上限でも下限でもありません。設備のグレードを上げれば超えますし、部分的な工事なら下回ります。この帯から大きく外れた見積もりが出てきたときに、「なぜこの家はここから外れるのか」を聞くための基準として使ってください。

築年数が上がると費用も上がる、というのは方向としては正しいです。古いほど設備・配管・断熱の刷新が必要になるからです。ただし「築何年ならいくら」と決まっているわけではありません。同じ築30年でも、前の持ち主が水回りを替えていればその分は不要になります。効くのは築年数そのものではなく、「前回いつ何を替えたか」です。購入前に、リフォーム履歴が残っているかを不動産会社に聞いてください。

全面的に作り替えるなら全面リフォーム・スケルトンリノベの費用、水回りだけなら水回りリフォームの費用もあわせて確認してください。

工事項目別の費用内訳

築年数だけでなく、どの箇所をどこまで直すかによっても総額は変わります。工事項目ごとの費用目安を把握しておくと、見積もりの内訳が妥当かどうかを判断しやすくなります。

工事項目中心価格帯集計件数
キッチン・台所100〜150万円16,034件
浴室・ユニットバス100〜120万円13,951件
トイレ30〜40万円13,936件
洗面所・脱衣所20〜30万円11,122件
リビング・居間100〜150万円9,370件
戸建の外壁塗装・張り替え90〜120万円8,253件
戸建の屋根塗装・瓦50〜100万円4,779件
窓・サッシ20〜30万円1,365件

出典: ホームプロ「リフォーム費用と相場」各カテゴリページ(キッチン/浴室/トイレ/洗面所/リビング/外壁/屋根/全面/スケルトン/中古)/いずれも2026年9月4日確認。各ページに「データN件を元に集計」と「中心価格帯」が明記されています。推定の相場ではなく事例の集計値です。

断熱改修・耐震補強・給排水管の全面更新は、公表されている中心価格帯が見つかりませんでした。そのため、この記事では金額を書きません。この3つは中古住宅でいちばん金額が読めない部分で、しかも壁を開けるまで範囲が決まりません。購入前のインスペクション(建物状況調査)でどこまで見てもらえるかを確認してください。

これらを組み合わせるほど総額は積み上がるため、優先順位をつけて予算配分を決めることが大切です。

費用が変動する主な要因

同じような築年数・広さの住宅でも、見積もり額に差が出ることは珍しくありません。主な変動要因は次の通りです。

購入と同時にリフォームするメリット

中古購入とリフォームを同時に進めると、住宅ローンにリフォーム費用を組み込める(リフォーム一体型ローン)ため、金利の低いローンでまとめて借りられます。入居前に工事を終えられるので、住みながらの工事ストレスもありません。ただし、購入前にホームインスペクション(住宅診断)で建物の状態を確認しておくと、予想外の追加費用を避けられます。

優先すべきは「見えない部分」

中古リフォームで後悔しやすいのが、内装の見た目にお金をかけすぎて、構造・断熱・配管など「見えない部分」を後回しにすること。特に築30年超は、耐震補強・給排水管の交換・断熱を優先すべきケースが多いです。配管の劣化は将来の水漏れリスクにつながるため、壁や床を開けるタイミングでまとめて直すのが効率的。断熱を上げると光熱費と快適性も改善します。

リフォーム費用を安くするコツ

予算に限りがある場合でも、進め方の工夫で費用を抑えられる余地があります。

全面なら全面リフォーム・スケルトンリノベの費用、水回りは水回りリフォームの費用を参考にしながら、優先順位を検討してください。

悪質業者・トラブル業者の見分け方

見積書が妥当かどうかは、公的な窓口で確認できます。公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター(住まいるダイヤル)の住宅相談統計年報2023によると、2022年度の電話相談は新規35,772件、うちリフォーム相談は12,243件で前年度比10.8%増でした。同センターはリフォーム見積チェックサービスを設けており、2022年度の受付は471件。相談内容の内訳は「単価や合計金額の適正性」が93.1%、「工事内容の適切性」が89.8%を占めています。つまり、金額が妥当か自分で判断できずに困る人がほとんどだということです。相見積もりで迷ったら、契約前に第三者の窓口を挟むという手があります。数字は2022年度時点のものです。

出典:公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター「住宅相談統計年報2023」(2022年度の住宅相談と紛争処理の集計・分析・PDF)(2026年9月1日確認)

中古リフォームは工事範囲が広く金額も大きくなりがちなため、契約トラブルも起こりやすい分野です。次のような特徴がある業者には注意が必要です。

不安がある場合は、契約前に複数社の見積もりと契約書を比較し、必要に応じて第三者機関や消費生活センターに相談することも選択肢になります。

失敗しない進め方

進め方の基本は、①インスペクションで建物の状態を把握 → ②優先順位(構造・水回り・内装)を決める → ③複数社に相見積もり → ④内訳・保証を比較。中古リフォームは業者の提案力で仕上がりと費用が大きく変わるため、中古リフォームの実績がある会社を複数比較しましょう。リフォーム会社の選び方はリフォーム会社の選び方、補助金はリフォーム補助金・助成金にまとめています。

業者を国の登録制度で絞り、困ったら公的窓口に相談する

中古住宅のリフォームは工事の範囲が広く、見積もりの比較が難しくなりがちです。

国土交通省が運用している住宅リフォーム事業者団体登録制度があります。告示にもとづく制度で、「告示公布・施行平成26年9月1日、一部改正令和2年12月23日」。狙いは国交省の説明のとおりです。「要件を満たす住宅リフォーム事業者団体を国が登録・公表することにより……消費者が住宅リフォーム事業者の選択の際の判断材料とできる」。

注意点は、登録されるのは「事業者」ではなく「団体」だということです。国が個々の工務店を審査しているわけではありません。したがって「登録団体の会員である」は品質の保証ではなく、所属と連絡先がはっきりしているという意味の絞り込みとして使ってください。それでも、名乗るだけの業者と、団体に所属して名簿に載っている業者では追跡可能性がまるで違います。

契約前でも使える相談窓口

同じページで住まいるダイヤルが案内されています。電話番号は0570-016-100(ナビダイヤル。一部のIP電話からは03-3556-5147)、相談時間は10時〜17時(土日祝休日・年末年始を除く)。契約後のトラブルだけでなく、契約前の「これは妥当な金額か」でも使えます。

国交省は同ページで「住宅リフォームの悪質な「点検商法」に注意!」として、消費者庁が特定商取引法にもとづく行政処分にあわせて注意喚起を出していることにも触れています。「必要のないいくつもの工事を勧められた」「しつこく勧誘される」と感じた時点で、その場で契約せず、いったん電話する——これを決めておくだけで、相見積もりと同じくらい効きます。

出典:国土交通省「住宅リフォーム事業者団体登録制度」(2026-09-07 確認)

築年数によって、売主の責任の残り方が違う

中古住宅を買ってリフォームする場合、建物にどんな責任が残っているかは築年数で変わります。新築住宅については次の規定があります。

品確法第94条は、住宅を新築する請負契約について「請負人は、注文者に引き渡した時から十年間」、「構造耐力上主要な部分又は雨水の浸入を防止する部分」の瑕疵について担保の責任を負うと定めています。しかも「前項の規定に反する特約で注文者に不利なものは、無効とする」——契約書で短くすることはできません。

つまり引渡しから10年を過ぎた住宅には、この法定の担保責任は残っていません。築10年以内の物件なら、構造と雨仕舞いについて売主または請負人の責任が生きている可能性があります。購入前の調査で、引渡し日と保険加入の有無を確認する価値があります。

よくある質問

Q. 中古+リフォームは新築より安い?

立地や状態によりますが、同じエリア・広さなら新築より抑えられることが多いです。ただしフルリフォームだと新築に近づく場合もあるため、総額で比較しましょう。

Q. リフォーム費用もローンに組める?

リフォーム一体型の住宅ローンなら、購入費とリフォーム費をまとめて低金利で借りられます。金融機関に相談しましょう。

Q. どこまで直すか迷います。

構造・配管・断熱など「見えない部分」を優先し、内装は予算に応じて調整するのが失敗しないコツです。インスペクション結果をもとに優先順位を決めましょう。

Q. 見積もり時に追加費用が出やすいポイントは?

解体して初めて判明する配管の腐食やシロアリ被害、床下・屋根裏の劣化などは追加費用につながりやすい箇所です。契約前に「解体後に追加費用が発生し得る条件」を業者に確認しておくと安心です。

Q. 補助金はどのくらい期待できますか?

省エネ改修や耐震改修などを対象とした補助金制度は自治体や国で用意されている場合がありますが、金額や条件は制度・年度によって異なります。着工前に自治体窓口や施工業者に最新の対象条件を確認しましょう。

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まとめ

中古住宅リフォームは、事例600件の中心価格帯で500〜600万円。築年数だけでなく、前の持ち主が何をいつ替えたかで大きく変わります。見た目より構造・配管・断熱を優先し、購入前のインスペクションと相見積もりで失敗を防ぎましょう。全面なら全面リフォームの費用へ。まずは無料の一括見積もりで、あなたの物件に必要な工事と適正価格を確認しましょう。

出典: ホームプロ「リフォーム費用と相場」各カテゴリページ(キッチン/浴室/トイレ/洗面所/リビング/外壁/屋根/全面/スケルトン/中古)/いずれも2026年9月4日確認。各ページに「データN件を元に集計」と「中心価格帯」が明記されています。推定の相場ではなく事例の集計値です。

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※ 記載の費用はいずれも目安です。建物の状態・地域・時期により変動するため、正確な金額は必ず複数社の見積もりで確認してください。