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FIG.11 — 給湯器

エコキュートの工事費込み価格、公式に出しているのはどこ?4社を確認した結果と、ガスからだと高くなる理由

公開 2026-08-27|修繕ナビ編集部

「エコキュート 工事費込み いくら」を調べると、量販店の名前を出した解説記事が大量に出てきます。ところがその金額が公式サイトに書かれているのかというと、店によって違います。2026年8月27日に4社の公式ページを実際に開いて確かめました。

結論を先に書きます。工事費まで含めた総額を公式に出しているのはエディオン。本体と工事費を分けて出しているのがコメリ。カインズは本体価格のみ。ヤマダ電機は金額を出していません。

4社の公表状況(2026年8月27日確認)

公式に出している金額工事費
エディオン機種ごとの工事費込み総額(税込)標準取付工事+10年保証料込み
コメリ本体価格と交換工事費を別々に(税込)110,000円〜と明記
カインズ本体価格のみ(税込)基本工事費の金額表示なし
ヤマダ電機金額の記載なし「別途工事につきましては、店内にてご案内申し上げます」
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ここが大事なところです。ネット上の「ヤマダ電機のエコキュートは○○万円」という記事の多くは、公式サイトではなく紙のカタログや取材にもとづいています。公式ページで自分の目で確かめられる数字ではありません。基準線として持つなら、公式に出ている店の数字のほうが確実です。

エディオン:工事費込みの総額を機種ごとに出している

いずれも370Lで、標準取付工事費と10年保証料が含まれた税込価格です。

機種電気温水器・エコキュートからの買い替えガス・石油給湯器からの買い替え
三菱 SRT-P377UBE5S718,000円773,000円
三菱 SRT-S377UE5S678,000円733,000円
三菱 SRT-S377E5S648,000円703,000円

460L(4〜6人向け)にする場合は、いずれも税込33,000円プラスと書かれています。

見落とされているのは「今が何か」で金額が変わること

上の表をもう一度見てください。同じ機種でも、買い替え元がガス・石油給湯器だと55,000円高くなっています。

これはエディオンだけの話ではありません。カインズも公式ページに「基本工事費より別途2万円の工事料金を頂戴いたします」と書いています(給湯器からの交換の場合)。金額は違いますが、2社が独立に、ガスからの切り替えを高く設定しているということです。

理由は工事の中身です。エコキュートからエコキュートなら、コンクリート基礎も200Vの電気配線もすでにあります。ガス給湯器からだと、基礎を打ち、200V専用回線を引き、必要なら分電盤も触る。同じ「交換」でも作業量が違います。

だから相場を調べるときは、まず自分の家が今どちらなのかを確定させてから数字を見てください。「エコキュート 交換 相場」で出てくる安いほうの数字は、たいていエコキュートからの入れ替えです。ガス給湯器から乗り換える人がその数字を基準にすると、見積もりを見た瞬間にずれます。

コメリ:本体と工事費が分かれている

コメリは総額ではなく、本体価格と交換工事費を別に出しています。

機種商品価格(税込)交換工事費(税込)
パナソニック HE-S37LQS354,000円110,000円〜
三菱電機 SRT-S377U-RH530,000円110,000円〜

この形の利点は、工事費がいくらなのかが見えることです。他社の見積もりをもらったとき、本体と工事に分解して並べられます。逆にエディオンのような総額表示は、分かりやすい代わりに工事費だけを取り出して比べることができません。

店をまたいで比べるときの注意

ここは間違えやすいところです。公表されている数字は、店によって「何を含んだ金額か」が違います。額面をそのまま横に並べても比較になりません。

やりがちなことなぜ成り立たないか
総額表示と本体価格を並べるエディオンの648,000円には工事と10年保証が入り、カインズの468,000円には工事費が入っていない
型番を見ずにシリーズ名で比べる同じシリーズでもタンク容量・給湯タイプ・寒冷地仕様でグレードが分かれる
買い替え元を揃えずに比べるガス・石油からだと2万〜5.5万円上乗せになる(エディオン・カインズの公表値)
撤去・処分費を確認しない公表されている総額に処分費が含まれるかは店ごとに違う

比べるなら、型番・タンク容量・買い替え元・工事費の有無・処分費の有無の5つを揃えてからです。ここを揃えずに出した「安い」は、あとで揺り戻します。

補助金の記載もある

カインズの公式ページには最大10万円の補助金についての記載があります。エコキュートは省エネ関連の補助対象になることがあり、金額に効きます。ただし対象機種と申請期間の条件があり、在庫や年度で変わります。見積もりを取るときに、その機種が対象かどうかを必ず確認してください。

結局どう動けばいいか

順番やること
1今の給湯機がエコキュートか、ガス・石油給湯器かを確認する。ここで金額が数万円変わる
2タンク容量を決める(370Lか460Lか)。エディオンの表では差は税込33,000円
3公式に金額が出ている店の数字を基準線として持つ
4他社の見積もりは、工事費・処分費・保証年数を分解して並べる
5補助金の対象機種かどうかを確認する

量販店とホームセンターは、対面で相談できて保証も付く選択肢です。ただ金額そのもので大きく差がつく場所ではありません。差がつくのは、選ぶ機種と、買い替え元と、その見積もりに何が入っているかです。

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まとめ

エコキュートの工事費込み価格を公式に出しているのはエディオン。コメリは本体と工事費を分けて公表。カインズは本体のみ。ヤマダ電機は公式に金額を出していません。そして4社の記載から読み取れるいちばん実用的なことは、今がガス給湯器なら2万〜5.5万円上乗せになるという点です。相場を調べる前に、自分の家が今どちらかを確定させてください。

出典

この記事の金額は、次の各社公式ページから2026年8月27日に取得したものです。価格・保証・対応エリアは変わります。契約前に必ず各社の最新情報と見積書でご確認ください。

内容出典
機種別の工事費込み総額(370L・460Lの差額・買い替え元による差額・10年保証)エディオンリフォーム エコキュート(2026年8月27日確認)
エコキュートの本体価格・給湯器からの交換時の別途2万円・補助金の記載カインズ・リフォーム エコキュート(2026年8月27日確認)
エコキュートの商品価格と交換工事費(110,000円〜)コメリリフォーム ガス・石油給湯器、エコキュート(2026年8月27日確認)
公式ページに金額の記載がないこと(「別途工事につきましては、店内にてご案内申し上げます」)ヤマダ シアワセリフォーム オール電化リフォーム(2026年8月27日確認)
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※ 記載の費用はいずれも目安です。建物の状態・地域・時期により変動するため、正確な金額は必ず複数社の見積もりで確認してください。