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洗面台の交換費用相場はいくら?|リフォーム・グレード別の目安と失敗しない選び方

公開 2026-07-13|更新 2026-08-27|修繕ナビ編集部

洗面台リフォームの費用は「本体(洗面化粧台)+工事費」で決まり、同サイズの交換なら5〜15万円、洗面所全体まで含めると15〜40万円が目安です。グレードやサイズ、内装工事の有無で幅が出ます。この記事では、洗面台リフォームの費用相場をパターン別に整理し、選び方のポイントまで解説します。

洗面台リフォームの費用相場

工事内容費用相場の目安
同サイズの洗面化粧台交換(普及品)5〜10万円
ミドル〜ハイグレードへ交換10〜20万円
サイズ変更・位置移動を伴う交換15〜30万円
洗面所全体(床・壁・照明含む)20〜40万円
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費用の内訳目安

洗面台リフォームの費用は、本体価格だけでなく複数の項目が積み重なって総額になります。見積もりをもらったら、どこにいくらかかっているかを内訳で確認すると比較がしやすくなります。

項目費用目安総額に占める割合の目安
本体(洗面化粧台)3〜15万円程度40〜60%程度
既存撤去・処分費1〜2万円程度10〜15%程度
給排水・電気接続工事1〜3万円程度10〜20%程度
内装工事(床・壁・照明など)3〜10万円程度工事範囲による
諸経費(養生・運搬など)0.5〜2万円程度5〜10%程度

内装工事を伴わない本体交換のみであれば、本体・撤去処分・給排水接続でおおむね総額が決まります。逆に内装まで含めると、内装費が総額の3〜4割程度を占めることも珍しくありません。

間口サイズ別の本体価格帯

洗面化粧台は間口(横幅)によっても価格帯が変わります。設置スペースに応じて選べるサイズが変わるため、事前に洗面所の採寸をしておくと商品選びがスムーズです。

間口サイズ本体価格帯の目安特徴
600mm程度(コンパクト)3〜8万円程度省スペース向け、収納はやや控えめ
750mm程度(標準)5〜15万円程度もっとも普及しているサイズ、選択肢が豊富
900mm程度(ゆったり)8〜20万円程度収納量が多く、二人並んで使いやすい

グレードによる違い

普及品は間口60〜75cmの実用タイプ、ミドル〜ハイグレードは収納量・水栓の機能・三面鏡・掃除のしやすさが上がります。毎日使う場所なので、収納と掃除のしやすさを重視すると満足度が高くなります。

工事に含まれる範囲と追加費用

標準工事は既存の撤去・処分+新設・給排水接続が基本。サイズ変更で給排水管の移設が必要、床のクッションフロア張り替え、壁のクロス張り替え、コンセント増設などは追加費用になります。見積もり時に内装工事の有無を明確にしましょう。

費用が変わる主な要因

同じような洗面化粧台を選んでも、設置条件によって総額に差が出ることがあります。見積もり前に以下のポイントを確認しておくと、想定外の追加費用を避けやすくなります。

費用を抑えるコツ

交換のサイン

設置から10〜20年で、「排水の水漏れ」「ひび割れ・剥がれ」「収納が使いにくい」「掃除しても汚れが落ちない」などが出たら交換の目安です。水漏れがある場合は蛇口の水漏れもあわせて確認を。設置年数がはっきりしない場合も、目地の黒ずみや扉の開閉不良が目立ってきたら、水漏れなど大きなトラブルになる前の検討時期と考えてよいでしょう。

工事の流れと当日の準備

一般的な工事の流れは、現地調査・採寸、見積もりと商品選定、発注(納期は1〜3週間程度が目安)、工事日の調整、施工当日、通水確認・引き渡しという順序です。本体交換のみなら工事は半日〜1日程度で完了します。

当日までに準備しておきたいこととして、洗面台下の収納物を空にしておくこと、周辺に置いてある私物を移動しておくこと、工事中は数時間程度断水することがあるため事前にスケジュールを確認しておくことが挙げられます。マンションの場合は管理組合への事前申請や共用部の養生対応が必要になることもあるため、業者に確認しておくと安心です。

失敗しない業者選び

本体だけの価格でなく「工事費・撤去処分・内装込みの総額」で比較することが大切です。同じ商品でも設置費が業者で差が出ます。2〜3社で相見積もりを取り、工事範囲を同条件で比べましょう。

悪質な業者を避けるためのチェックポイント

洗面台リフォームは工事金額が比較的小さいこともあり、訪問営業などをきっかけにトラブルになる例が報告されています。契約前に次のような点がないか確認しておくと安心です。

自治体によっては住宅リフォームに関する補助金や助成制度がある場合があるので、対象工事に該当するかどうかは事前に自治体の窓口で確認しておくとよいでしょう。

業者が外した洗面台は、粗大ごみには出せない

見積書に「処分費」が入っていて割高に感じたことはないでしょうか。これは削れる項目ではありません。廃棄物処理法は、工事に伴って出た廃棄物の排出事業者を「元請業者」と定めています(第21条の3)。自治体側も同じ立場で、横浜市は「畳、ブロック、フェンス、構造物や交換した器具類など、業者に工事を頼んで出たごみは工事を請け負った業者に処理を依頼してください」として、市では収集しないと明記しています。

逆に言えば、判断の材料になります。

本体は20年、器具は10年——寿命は一つではない

「洗面台の寿命は何年か」と聞かれると10年とも20年とも言われますが、メーカーは部位ごとに別々の年数を公表しています。TOTOの場合、

つまり10年目は部分修理、20年目に本体交換という考え方になります。10年ですべて替える必要はありません。ただし生産終了から10年を過ぎると部品が無くなるので、そこから先は「直せないから交換」になります。

費用の目安も、メーカーが加盟店の見積調査から公表しています(間口750mmの標準的な条件、商品代+工事代の税込)。

この差が「壁を触るかどうか」です。同じ間口で入れ替えるなら半日で終わることもあります。見積が高いと感じたら、どちらの範囲の工事になっているかを確認してください。

出典:e-Gov「廃棄物の処理及び清掃に関する法律 第21条の3」、横浜市「市では収集できないごみ」、大阪市「粗大ごみ処理手数料一覧」、TOTO「ご使用期間の目安および補修用性能部品の最低保有期間」、同「洗面所リフォームの参考価格

メーカー定価で見ると「間口より収納方式」で値段が動く

上の相場表は、実際に支払う金額の目安です。ここでは角度を変えて、メーカーが公表しているセット価格(希望小売価格)を並べます。実売はここから大きく割り引かれますが、何が価格を動かしているのかは定価のほうがはっきり見えます。

LIXILの普及モデル「ピアラ」の間口別セット価格(2026年8月24日時点の公式掲載)です。

間口仕様セット価格
500mm1面鏡216,000円
600mm扉タイプ+2面鏡225,000円
600mmフルスライド+2面鏡290,000円
750mm扉タイプ+3面鏡249,000円
750mm引出しタイプ+3面鏡300,000円
750mmフルスライド+3面鏡311,000円
900mmフルスライド+3面鏡379,000円

ここから読み取れることが2つあります。

1つめ。間口750mmの中だけで、扉タイプ249,000円とフルスライド311,000円に62,000円の差がある。同じ幅、同じ3面鏡でも、下の収納が「扉」か「引き出し」かでこれだけ動きます。サイズを1段階上げるより、収納方式を上げるほうが高くつく場面があるということです。

2つめ。500mm(216,000円)から900mm(379,000円)までの幅は163,000円。これは間口を2段階分広げた差なので、収納方式1段階分(62,000円)の約2.6倍にあたります。

つまり「洗面台の交換費用はいくら」を一つの数字で答えることに、あまり意味がありません。間口と収納方式の2軸で決まるので、見積もりを取る前にどの幅が入るか(採寸)扉でいいか引き出しが要るかを先に決めておくと、業者から出てくる金額が読めるようになります。

細かいところでは、寒冷地仕様は同じ間口でも割高になります。また同じ製品でもミラーの高さ調節で全高1,780〜1,900mmの範囲に収められるので、天井が低い洗面所でも「入らないから諦める」前に確認する価値があります。

繰り返しになりますが、この表は定価であって支払額ではありません。実際の見積もりは本体の割引後の金額に工事費が乗ります。定価を知っておく意味は、複数社の見積もりを見たときに「本体をいくら引いているか」が比較できるようになることです。工事費だけ安くて本体がほぼ定価、という見積もりは実際にあります。

2026年時点の補助金:洗面台の交換「だけ」では対象になりにくい

洗面台リフォームの記事には「補助金が使えます」と書かれていることが多いのですが、2026年8月現在の制度を公式で確認すると、そう単純ではありません。

まず、よく紹介されている子育てグリーン住宅支援事業は2025年度の事業で、交付申請の受付は2025年12月31日で終了しています(リフォームは予算の44%を消化して終了)。この名前で案内している記事を見かけたら、情報が更新されていないと考えてください。

2026年に動いているのは住宅省エネ2026キャンペーンで、4つの事業で構成されています。

事業リフォームの対象予算消化率(2026年8月23日時点)
みらいエコ住宅2026躯体(床・壁・天井)の断熱改修を含む、幅広いリフォーム工事4%
先進的窓リノベ2026高い断熱性能を持つ製品を使った開口部の改修19%
給湯省エネ2026高い性能を持つ高効率給湯器の設置38%
賃貸集合給湯省エネ2026賃貸集合住宅の高効率給湯器33%

ここが肝心です。洗面台の交換そのものが対象だとは、公式ページに書かれていません。リフォームの受け皿であるみらいエコ住宅2026事業の対象は「躯体(床・壁・天井)の断熱改修を含む」リフォームで、断熱改修が主役の制度です。洗面台を替えるだけの工事で申請できると考えないほうがいい、というのが公式の書きぶりから読める線です。

逆に言うと、洗面所の床や壁の断熱改修と同時にやる、あるいは給湯器の交換と組み合わせるのであれば話は変わります。水まわりをまとめて直す計画があるなら、洗面台単体で考えず工事全体で相談したほうが得です。

申請期間は第2期が2026年5月13日から12月31日。みらいエコ住宅(リフォーム)の予算消化はまだ4%なので、年内は枠に余裕があります。ただし予算がなくなり次第終了する制度なので、工事の着手日が制度の対象期間に入っているかを業者に確認してください。みらいエコ住宅2026事業は令和7年11月28日以降に着手した工事が対象とされています。

補助額の上限は住宅の性能と改修の水準で決まります。国土交通省の報道発表では、平成4年基準に達していない住宅を平成28年基準相当まで改修する場合で100万円/戸、平成11年基準相当までなら50万円/戸などと示されています。いずれも断熱改修の話であって、洗面台の金額ではありません。

制度は年度で入れ替わります。対象になるかどうかの最終確認は、公式サイトの補助対象製品検索と、実際に工事をする登録事業者で行ってください。この記事の記載をもって申請できると判断しないでください。

工事費込みの総額は、ホームセンターの公表値でつかめる(2026年8月27日確認)

相場の幅だけを見ても、自分の家がいくらになるかは決まりません。手がかりになるのが、工事費を金額で公表しているホームセンターの数字です。ホームセンターコーナンは、洗面化粧台の標準工事費を間口別に出しています。

間口標準工事費(税込)
75cmまで35,200円
90cm48,400円

この工事費には処分費と10年の延長保証が含まれると明記されています。古い洗面台の処分費が別建てになっている見積もりと横に並べるときは、そこを揃えてから比べてください。取扱メーカーはTOTO・LIXIL・アサヒ衛陶・パナソニック・タカラスタンダードの5社です。

本体を足した総額の実例も、同じページで公表されています。

商品間口本体工事費総額(税込)
TOTO KC 1面鏡2枚扉60cm55,880円35,200円91,080円
TOTO KZ ワイド3面鏡2枚扉75cm131,780円35,200円166,980円
Panasonic C-Line 3面鏡2枚扉90cm182,600円48,400円231,000円

この3行から読み取れることが1つあります。工事費は間口が広がっても13,200円しか動かないのに、総額は14万円動いています。予算を左右しているのは工事ではなく本体です。「間口を1サイズ落とせば安くなる」と考えて先に間口を削る人が多いのですが、効きが大きいのは鏡の面数と収納方式のほうです。

同じシリーズでも、店によって本体価格は動く

カインズも同じLIXIL・TOTOを扱っていますが、こちらは「工事・処分費別」の本体価格で出しています。D7シリーズ600間口が37,800円、K1シリーズ750間口が118,000円、KZシリーズ750間口が158,000円(いずれも税込・工事費別)。一方コーナンのTOTO KZ 75cmは本体131,780円です。

ただし同じ「KZシリーズ 750間口」でも、鏡の面数や扉の仕様でグレードが分かれます。この2つが同一仕様とは限らないので、比べるときは型番まで合わせてください。それでも本体価格は店によって動く余地があるということ自体は、この2つの数字から読み取れます。本体は相見積もりを取る価値があります。

もう1つ、ここは間違えやすいところです。37,800円と91,080円は、どちらも「洗面台の値段」として表示されていますが、中身がまったく違います。前者は本体だけ、後者は工事費と処分費と10年保証まで含んだ総額です。安い数字を見つけたときは、まず工事費込みか別かを確認してください。この確認をしないまま複数社を並べるのが、洗面台の見積もりでいちばん多い失敗です。

この記事の数字の出どころ

価格・制度・対象条件は変わります。契約前に必ずメーカーの最新価格表と、公式サイトおよび施工業者で最新の条件をご確認ください。

よくある質問

Q. 洗面台だけ交換できる?

可能です。同サイズなら床や壁を触らず本体交換のみで済み、5〜10万円程度に収まります。

Q. 工事は何日かかる?

本体交換のみなら半日〜1日。内装工事を伴う場合は1〜2日が目安です。

Q. DIYで交換できますか?

本体の取り付け自体はDIYで行う例もありますが、給排水管の接続は水漏れのリスクを伴う作業です。仕上がりや保証面も考えると、専門業者に依頼するほうが安心といえます。

Q. マンションでも交換できますか?

専有部分内の設備であれば基本的に交換可能です。ただし配管の仕様や管理規約による工事可能時間帯、共用部の搬入経路などを事前に確認しておく必要があります。

Q. 鏡や収納棚だけ交換することもできますか?

本体はそのままにミラーキャビネット(鏡・収納部分)だけを交換することも可能です。費用は2〜8万円程度が目安で、本体をまるごと交換するより費用を抑えられる場合があります。

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まとめ

洗面台リフォームは、同サイズ交換で5〜15万円、洗面所全体で15〜40万円が目安です。本体価格だけでなく工事・内装込みの総額で比較し、収納と掃除のしやすさを重視して選ぶと満足度が高まります。他の水回りも合わせるなら水回りリフォームの費用相場もご覧ください。

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※ 記載の費用はいずれも目安です。建物の状態・地域・時期により変動するため、正確な金額は必ず複数社の見積もりで確認してください。