トップ光熱費・省エネ › 四国の光回線はどう選ぶ?ピカラ光(電力系)と全国系コラボ
FIG.19 — 光熱費・省エネ

四国の光回線はどう選ぶ?ピカラ光(電力系)と全国系コラボ光の違い・選び方3軸

公開 2026-08-05|修繕ナビ編集部

香川・愛媛・徳島・高知で光回線を選ぶとき、全国どこでも契約できるコラボ光だけを比べるのは、大事な選択肢を一つ落としています。四国には四国電力グループのSTNetが自前の回線網で提供する「ピカラ光」という地域電力系の有力候補があり、四国の顧客満足度調査で上位に入る定番回線として、地元では広く知られた存在です。結論から言うと、選び方は「①住所がエリア内か→②建物が対応しているか→③スマホ・電気とのセット割」の3軸で順番に絞ることです。この記事では、四国で使える光回線の全体像と、電力系・全国系それぞれがどんな家庭に向くのかを整理していきます。

四国で使える光回線は大きく3系統

系統代表例特徴
地域電力系(独自回線)ピカラ光四国電力グループが自前の回線で提供。エリアは四国4県
全国系(NTT回線)フレッツ光・各社コラボ光NTTの回線を使う。全国で契約でき事業者の選択肢が多い
その他ケーブルテレビ・ホームルーター建物や立地の事情で光が引けない場合の受け皿
ピカラ光のキャンペーンを公式で確認
料金・キャンペーン・供給エリアなどの適用条件は、申込前に公式ページで確認してください。
公式条件を確認 ▶

この中で比較の中心になるのは上の2つです。同じ「光」でも物理的に別の回線網で、混雑のしかたも料金・キャンペーンの設計も違います。

ピカラ光とは:四国電力グループの独自回線

ピカラ光は、四国電力グループの株式会社STNetが運営する光回線です。提供エリアは香川県・愛媛県・徳島県・高知県の四国4県(県内でも住所により対象外の地域があります)。NTT設備を借りるコラボ光と違い、電力会社系の自社回線網で提供しているのが特徴で、四国では長年の実績があり、各種の顧客満足度調査で上位に入ることが多い、地域では定番中の定番のサービスです。電力会社グループならではの安定した経営基盤も、長く使う回線としては安心材料になります。

電力系(独自回線)のメリット

①混雑しにくい傾向。NTT回線は全国の多数の事業者・利用者が共用しますが、独自回線は利用者が四国域内に限られるため、夜間帯でも速度が安定しやすい傾向があります(実際の速度は地域・建物によります)。②地域密着サポート。四国特化の会社なので、工事・サポートの対応が地域事情に沿っています。③セット割。ピカラ光はau・UQ mobileなどとのスマホセット割や、四国電力の電気とのセット割が用意されています(対象・条件・割引額は必ず公式で確認してください)。④キャンペーン。地域系は新規向けのキャッシュバックや割引に力を入れる時期が多く、実質負担で全国系より有利になるケースがあります。

電力系の注意点

①エリアが四国限定。転勤・進学で四国を離れると継続できません。数年内の転居可能性が高い人は、全国どこでも移転できるコラボ光の方が手間が少ないことがあります。②建物対応。マンションは建物に設備が入っているかで契約可否が決まります。エリア内でも建物非対応なら選べません。③乗り換えは原則新規工事。コラボ光同士の乗り換えと違い、独自回線への切り替えは引き込み工事が基本。賃貸は穴あけ許可の確認を。

全国系(コラボ光)が向く人

コラボ光はNTT回線を各事業者が販売する形態で、ドコモ系・ソフトバンク系・楽天系などスマホキャリアとのセット割で選べるのが強みです。①スマホのセット割対象がコラボ側にある人、②転勤族・引越しが多い人、③ピカラ光がエリア外・建物非対応だった人は全国系から。逆に、四国に長く住む予定でスマホがau・UQなら、ピカラ光を第一候補に比較する価値が十分あります。

選び方の3軸を順番に

軸①エリア判定:自宅住所でピカラ光の提供可否を公式サイトで判定します。出なければ全国系一択で、悩む時間を節約できます。軸②建物対応:戸建ては引き込み工事の可否、マンションは建物設備の有無と管理会社への確認。軸③セット割:家族全員のスマホキャリアと電気の契約先を書き出し、どの組み合わせの割引が最大かを計算します。月額の具体額はキャンペーンで頻繁に変わるため、この記事では記載しません。申込時点の公式ページで「2年総額(月額×24+工事費−キャッシュバック−セット割)」を自分で計算して比べるのが唯一確実な方法です。

申し込みから開通までの流れ

「①エリア判定→②申し込み→③宅内調査・工事日調整→④開通工事(立ち会い)→⑤ルーター設定」が標準で、数週間〜1か月程度を見込みます。引越しと同時なら入居日から逆算して最優先で予約を(引越し時のライフライン手続きガイド)。開通までのつなぎにはモバイルルーターのレンタルが定番です。

「遅い」と感じたときのチェック

①ルーターの世代(古い機種は買い替えで体感が変わります)、②IPv6系接続の有効化、③Wi-Fiの設置場所(床置き・収納の奥は減衰)、④時間帯(夜だけ遅いなら混雑のサイン。独自回線への乗り換えが効く典型パターン)。有線接続で速度が出るなら、原因は回線ではなくWi-Fi環境側です。

「独自回線」と「NTT回線」の違いは道路の違い

コラボ光は事業者がどこでも物理的にはNTTのフレッツ網、つまり同じ道路を通ります。ピカラ光のような電力系は、四国電力グループが敷設した光ファイバー網という別の道路を使います。別の道路だから、通行量が分散して混雑の出方が変わり、障害・メンテナンスの影響系統も分かれる。「どの事業者にするか」の前に「どの道路を使うか」——この順番で考えると、光回線の比較は驚くほど整理されます。

乗り換えの手順と違約金の考え方

乗り換えは「①新回線を申し込む→②開通工事→③開通確認後に旧回線を解約」の順が鉄則です。先に解約するとネットの空白期間ができます。費用は、旧契約の更新月・工事費の分割残債・撤去工事の要否の3点を確認。違約金が残っていても、乗り換え先のキャッシュバックで相殺して総額でプラスになることは珍しくありません。「縛りがあるから動けない」ではなく、総額を計算してから決めましょう。

10ギガプランは必要か

結論から言えば、大半の家庭は1ギガで十分です。動画・会議・ゲームは1ギガで余裕があり、10ギガが活きるのは大容量データを日常的に扱う仕事や高負荷の同時利用が多い世帯。宅内のルーター・LANケーブル・PC側も10ギガ対応が必要になるため、機器の買い替えコストまで含めて判断してください。

光テレビとアンテナ、テレビの見方も一緒に決める

光回線のテレビサービスなら、アンテナを立てずに地デジ・BSを視聴できます。台風の通り道になりやすい四国では「屋根の上の設備を減らしたい」ニーズと相性が良い一方、アンテナには月額ゼロという強みがあります。初期費用型と月額型の比較なので、住む年数で総額が逆転します。テレビアンテナの種類と選び方アンテナ工事費用の相場とセットで検討してください。

ホームルーターで足りるケース

単身・転勤前提・工事ができない賃貸なら、工事不要のホームルーターやモバイルWi-Fiも現実的な選択肢です。ただし安定性が要る会議・ゲーム・家族の同時利用は光が確実。「定住が決まるまではホームルーター、決まったら光」という段階的な使い分けが無駄のない進め方です。

よくある質問

Q. ピカラ光とコラボ光、どちらが安い?
スマホ・電気の契約と住む年数で逆転します。両方で2年総額を計算して比べるのが唯一の正解です。

Q. 山間部でも使える?
4県が対象ですが、県内でも住所により対象外の地域があります。まず公式のエリア判定を試してください。

Q. 工事に立ち会いは必要?
新規の引き込み工事は原則必要です。建物の設備状況により簡易な工事で済む場合もあります。

Q. 賃貸でも契約できる?
建物対応していれば可能です。戸建てタイプは大家・管理会社の許可を確認してください。

マンションと戸建てで違うポイント

戸建ては「引き込み工事ができるか」がほぼすべてで、選ぶ自由度は高めです。マンションは建物に導入済みの回線から選ぶのが基本で、古い建物に残るVDSL方式(電話線流用)は速度の上限が低め。光配線方式かどうかで在宅時の体感が大きく変わります。物件探し中なら、内見の時点で「導入回線と配線方式」を確認しておくのが、入居後の後悔を防ぐいちばんの近道です。

在宅ワーク・移住で四国に来る人の回線選び

四国はリモートワーク移住の受け入れに積極的な自治体が多く、回線選びは移住準備の実務そのものです。①物件候補の住所で入居前にエリア判定(山間部・海沿いは特に。回線状況で物件候補が絞られることもあります)、②開通まで数週間のリードタイムを見込む(入居日=仕事開始日なら、つなぎのモバイル回線を先に手配)、③安定性重視なら独自回線+有線接続。地域によってはケーブルテレビ回線も実用的なので、光・CATV・ホームルーターを横並びで比較するのが確実です。

エリア外・建物非対応だったときの動き方

ピカラ光の判定で提供外でも、順路は明確です。①全国系コラボ光の中でスマホセット割が最大の事業者を選ぶ、②地域のケーブルテレビ回線を確認する、③固定回線が引けない立地はホームルーターを検討する。四国は山間部で提供状況が変わりやすいため、市町村名ではなく住所単位のエリア判定から始めるのが結局早道です。マンションの建物非対応には、管理組合へ導入要望を出す中期の手もあります。

開通後にやっておく3つの初期設定

開通直後の速度を有線・Wi-Fiの両方で計測して記録(後日「遅い」と感じたときの比較基準になります)、②IPv6系接続の有効化を確認、③ルーターの設置場所を整え、管理画面のパスワードを初期値から変更。キャッシュバックの受け取り時期・手続き方法もカレンダーに入れておきましょう。特典の受け取り忘れは、乗り換えで一番多い「見えない損」です。

よくある質問(追加)

Q. 解約のとき撤去工事は必要?
契約・建物によって異なります。賃貸は原状回復との兼ね合いがあるため、契約時に解約時の条件を確認しておくのが安全です。

Q. 開通までのつなぎはどうする?
モバイルルーターの短期レンタルが定番です。スマホのテザリングで済ませる場合はデータ容量の上限に注意してください。

Q. 在宅ワークで重視すべきは?
下り速度より「安定性」と「上り速度」です。テレビ会議は上りを使うため、独自回線か、有線接続できる環境を整えるのが確実です。

Q. 光電話は付けるべき?
固定番号・FAXが必要な家には合理的ですが、携帯で足りているなら不要なオプションです。「使う予定があるか」だけで判断しましょう。

PR | 提携サービス
ピカラ光のキャンペーンを公式で確認
料金・供給エリア・キャンペーンの適用条件は契約先によって異なります。申込前に公式ページで確認してください。
公式条件を確認する ▶

まとめ:四国に住み続けるなら電力系を比較台に載せる

整理します。四国の光回線は「全国系コラボ光」と「電力系ピカラ光」の二本立てで比較するのが正しい土俵です。エリア判定→建物対応→セット割の3軸を順に確かめ、2年総額で並べれば、家庭ごとの正解は自然に決まります。全国系だけ見て決めるのは比較の半分を省略しているようなものです。長く住むならピカラ光のような電力系独自回線を必ず比較してから決めること。ネットと同時に電気代ガス料金も見直すと、毎月の固定費の下げ幅が一段大きくなります。回線は数年使う契約なので、比較にかける1時間は十分に元が取れます。

※ 記載の費用はいずれも目安です。建物の状態・地域・時期により変動するため、正確な金額は必ず複数社の見積もりで確認してください。